何もしないで時給が出る!?“待機型バイト”の裏事情【2025年版】

バイト

はじめに:「仕事してないのにお金がもらえる」って本当?

「ほとんど座ってただけでお金が入った」
「勤務時間の9割が“待ち時間”だった」
そんな夢のような話、信じられますか?

実は今、特定の職種において**“ほぼ何もしない”にも関わらず、しっかりと時給が発生するバイト**が存在します。
いわゆる「待機型バイト」です。

この記事では、
✅ 待機型バイトの実態と職種一覧
✅ それでも給与が発生する理由
✅ 楽なだけじゃない「落とし穴」
を、実際の体験談や裏話も交えつつ解説していきます。


「待機型バイト」ってどんな働き方?


✅ 定義:業務が発生するまで「待つ」ことが仕事

待機型バイトとは、作業が発生するまで現場に待機し、必要に応じて動くというスタイルのバイト。

業務発生率が低いため、実際には「何もしていない時間」が長く、
椅子に座って待つだけでも時給が発生するという側面があります。


代表的な「待機型バイト」職種5選


1. 夜間警備(商業施設・駐車場など)

  • 基本は“何も起こらない”のが理想
  • 夜間は人が少なく、巡回も少なめ
  • 監視カメラの前で座っているだけというケースも

💡 稼働率目安:10〜20%


2. 工事交通誘導(夜勤・閑散エリア)

  • 車が来ない道で“止まる人がいない”場合も多い
  • 数時間に一度だけ誘導が必要なことも
  • ただ立っているだけで1日1万円超もあり

💡 稼働率目安:5〜15%


3. 搬入搬出の立会い(施設内)

  • 宅配業者の搬入に付き添うだけ
  • 待っている間はスマホOKという現場も
  • 動きは一瞬、ほとんどが待機

💡 稼働率目安:10〜30%


4. ホテル夜勤フロント(ビジネスホテル)

  • 深夜帯は来客ゼロ〜1人程度
  • 予約確認や軽清掃はあるが、それ以外は待機時間
  • 本を読んでいてもOKな勤務先もあり

💡 稼働率目安:20〜40%


5. イベント警備・設営補助(開始前)

  • 「人が来るまで待つ」時間が非常に長い
  • 会場設営が遅れて待ちっぱなしになることも
  • 暇すぎて逆に辛いという声も…

💡 稼働率目安:0〜50%(イベントにより大幅に変動)


「それで給料出るの?」という素朴な疑問

はい、出ます。

理由は以下の通り👇


✔ 雇用契約上の「拘束時間」に対する報酬

たとえ作業が発生していなくても、現場にいる=企業側からの拘束が発生しているため、
労働基準法上は給与支払いの義務が生じます。


✔ 「いつでも対応できる状態」を評価されている

作業が突然発生したときにすぐ対応できる=**“備えのプロ”**としての価値があるという考え方。


「楽すぎる」だけじゃない、待機型バイトの落とし穴


1. 暇すぎて逆にしんどい

やることがなさすぎて、

  • 時間が過ぎない
  • 睡魔との戦い
  • 精神的に退屈で耐えられない

という意見も多数。
「体力的に楽=精神的にも楽」とは限らないのです。


2. 時間の切り売り感が強い

「拘束されてるけど成長してる気がしない…」
「将来につながるスキルが身につかない…」

と感じてしまう人も。
長期的に見ると、“暇の代償”がじわじわとメンタルに来ることも。


3. 急に動くときのギャップが大きい

ずっと待機していたのに、
突然トラブル発生 → ダッシュで対応!
この「緊張感の落差」が辛いという声もあります。


4. ブラック現場も存在

  • トイレに行かせてもらえない
  • 食事の時間が曖昧
  • 明文化されていない罰金制度

など、“待機中”という曖昧さを悪用する企業もあるため注意。


向いている人/向いていない人

向いている人向いていない人
ひとり時間が苦じゃない成長実感がないと不安になる人
動かずに稼ぎたいアクティブに働きたい人
勤務中に読書や勉強したい作業がないと暇に耐えられない人
ワケありで体力が使えない長期的にスキルを積みたい人

安心して探すには?おすすめの探し方


✅ 大手求人サイトで「警備」「夜勤」「座り仕事」などで検索

→ バイトル、タウンワーク、マッハバイトなどが使いやすい


✅ 業種・業界名ではなく「勤務スタイル」で選ぶ

→ 「待機が多い現場です」などの記載を要チェック


✅ 口コミサイトで“楽すぎる”バイト体験談を探す

→ 「みんなのバイト体験談」などを活用して現場の実態を調べよう


まとめ:待機型バイトは“合法的にサボれる”わけではない。でも戦略的に活用すれば最強

「何もしないのに稼げる」なんて、夢のようですが、
実際には「拘束」と「責任」を引き受けているからこそ成立している働き方です。

ポイントは、

  • ✅ 自分に合った待機スタイルを選ぶ
  • ✅ 暇な時間をどう使うかを設計しておく
  • ✅ 「安全な現場」を見極める目を持つ

という3点。

もしあなたが「動きたくないけど稼ぎたい」タイプなら、
待機型バイトは最適な働き方のひとつかもしれません。