「面談で変なこと聞いちゃったかも…」
「派遣って面接ないって聞いたけど、実質“選考”じゃん…」
そんな声が後を絶たない派遣の“顔合わせ”ですが、実はここでの質問の仕方次第で採否が決まることも珍しくありません。
本記事では、実際にあった派遣面談での“やらかしエピソード”とNG質問集、さらに好印象を与えるための“聞くべき質問”の例まで徹底解説します。
🔸そもそも派遣の「面談」って何をする場?
法律上、派遣には企業による面接は禁止されています。
ですが、実態としては「職場見学」や「顔合わせ」と称して、事実上の選考の場が行われているのが現状です。
✅ 目的は「仕事内容・職場のすり合わせ」
企業と派遣スタッフ双方が業務内容や勤務条件に納得できるかを確認するための場であり、形式上は「採用・不採用」を決定するものではありません(が、実際は“断られる”こともあります)。
🔸【体験談あり】派遣面談でやらかしたNG質問集
ここでは、実際に筆者や周囲の派遣経験者が体験した“やってしまったNG質問”を紹介します。
❌ NG質問①:「定時になったらすぐ帰れますか?」
一見まっとうな質問ですが、聞き方によっては
「残業は一切したくありません」
「時間さえ終わればどうでもいいです」
という印象を与えかねません。
✅ 代替表現:「繁忙期の残業の有無について教えていただけますか?」
❌ NG質問②:「正社員登用ありますか?」
派遣の契約は“あくまで派遣”。
顔合わせの場でこれを聞くと、「この人、すぐ辞めそう…」と受け取られるリスクがあります。
✅ 代替表現:「長く働ける環境が整っているかどうかをお伺いしたいのですが」
❌ NG質問③:「昼休みって携帯いじっててもいいんですか?」
自由を重視するZ世代にありがちですが、勤務時間外の過ごし方にフォーカスしすぎると「仕事に集中しないのでは?」と誤解されやすいです。
✅ 代替表現:「昼休みの過ごし方やルールについて、差し支えない範囲で教えていただけますか?」
❌ NG質問④:「◯◯派遣の人、前にすぐ辞めたって聞いたんですけど…」
口コミなどを見て気になっても、“前任者の悪口”や“噂話”を持ち出すのは絶対にNG。
企業担当者にとっても居心地が悪くなるだけで、メリットは皆無です。
🔸“聞いた方がいい質問”もある!現場で信頼される質問例
逆に、派遣先から信頼されるのは、「職務内容を理解しようとする姿勢」が見える質問です。
✅ 好印象な質問①:「一日の業務スケジュールはどのような流れですか?」
仕事内容への理解を深める意欲が伝わり、「この人は真面目に取り組んでくれそう」と感じてもらえます。
✅ 好印象な質問②:「業務マニュアルや引き継ぎ資料は整備されていますか?」
現場での自主性やスタートダッシュの意識が伝わるため、特に評価されやすい質問です。
✅ 好印象な質問③:「チーム体制や社員の方との関わり方について教えてください」
“周囲との関係性”を理解しようとする姿勢は、職場の一員としてやっていけるかどうかの判断材料になります。
🔸事前準備のコツ:「質問メモ」は必ず作っておこう
派遣会社の担当者から「最後に何か質問ありますか?」と聞かれた際に、
「特にありません…」はNGです。
📝 メモに書いておくべきこと
- 勤務時間・シフト
- 服装・ネイル・髪色のルール
- チーム人数や雰囲気
- 派遣社員の在籍状況
📌 ポイント:ただ“質問をする”だけでなく、「前向きな確認をする」という意識で話すと、印象が激変します。
🔸派遣面談でやってはいけない5つのNG行動まとめ
NG行動 | なぜダメ? | 改善策 |
---|---|---|
私語・態度が軽い | 本気度が伝わらない | 面談は“準面接”のつもりで |
聞かれたことにだけ答える | 会話が広がらず印象が薄い | 具体例を交えて答える |
複数案件を比較してると伝える | 本命じゃないと思われる | あえて言わないほうが無難 |
不満そうな表情 | 相手に伝わる | 笑顔・うなずき・相づち意識 |
スマホを机に置く | 忙しそうに見える | 鞄にしまうのがベター |
✅ まとめ:「面談=選ばれる場」である意識を忘れずに
ポイント | 内容 |
---|---|
派遣でも“実質選考”はある | 面談での印象は重要 |
質問内容は“前向きさ”がカギ | 雇用条件より業務理解を深める質問が◎ |
“やらかし質問”は印象を一発で落とす | 言い換えで好印象に変えられる |
派遣の面談は「職場見学」と呼ばれていても、企業があなたを評価している場であることは間違いありません。
何気ない一言が、採否を分ける決定打になることも。
だからこそ、質問には“戦略”が必要です。
賢く聞いて、スマートに選ばれる派遣社員になりましょう!