「結婚式、いつ挙げる?」という問いに、多くの人が迷う“季節選び”。
その中でも、「冬」は“避けたい季節”として敬遠されがちです。
「寒いから…」「天候が心配」「ゲストに負担」──
一方で、コスパや空気感に魅力を感じて、あえて冬を選ぶカップルも増えているのが近年の傾向です。
本記事では、「冬の結婚式って実際どうなの?」という疑問に答えながら、春・夏・秋・冬の4季節それぞれのメリット・デメリットを客観的に比較し、
あなたにとって“最適なシーズン”を見つける判断材料を提供します。
❄️「冬の結婚式は嫌われる」って本当?
まず前提として、冬に挙式を予定するカップルは他季節よりやや少数派。
▶ 業界データ(例:大手ブライダル調査)
季節 | 挙式割合の傾向(全国平均) |
---|---|
春(3〜5月) | 約35%(人気No.1) |
秋(9〜11月) | 約30%(気候安定) |
夏(6〜8月) | 約20%(やや敬遠) |
冬(12〜2月) | 約15%以下(最少) |
とはいえ、“冬だからNG”というわけではなく、ポイントを抑えれば冬でも大成功の式は可能です。
🟢冬の結婚式【メリット】
✅ ① 人気日が空いていて予約が取りやすい
- 春・秋に比べて式場の競争率が低く、希望日・人気会場を確保しやすい
- 12月や1月の“土日大安”も比較的空いていることが多い
✅ ② 費用が抑えられる(オフシーズンプラン)
- 冬はオフシーズン割引が適用されやすく、費用面で有利
- 会場・衣装・装花など、複数項目で割引が効く場合も
✅ ③ 冬ならではの演出が映える
- イルミネーション・キャンドル演出・白基調の装花など
- “静かな感動”を演出するには冬の空気感がベスト
- クリスマス婚・年越し婚など、シーズンテーマを活かしやすい
✅ ④ ゲストが式慣れしていない時期で新鮮
- 春・秋は「結婚式ラッシュ」が多く、招待され慣れている可能性大
- 冬に呼ばれると「久々で新鮮!」と好印象になることも
🔴冬の結婚式【デメリット】
⚠️ ① 気温と天候による移動負担
- 寒さ+積雪エリアでは交通の乱れや遅延リスクが高まる
- 高齢ゲストや子連れには寒さが負担になることも
➡ 対策:駅近・送迎付き会場を選ぶ、室内完結型を優先
⚠️ ② 日没が早く写真撮影のタイミングに制限
- 冬は日が短いため、自然光での前撮りや屋外撮影に不利
- 特に夕方式を選ぶと、暗い中での演出が中心に
➡ 対策:撮影は午前中中心+ライティング演出を強化
⚠️ ③ 体調不良リスクが高まる
- インフルエンザ・風邪・乾燥による咳など、ゲスト・主催側ともに体調を崩しやすい時期
- 結婚式1週間前に体調を崩すと対応が難しい
➡ 対策:前日リハ・キャンセル対応の事前確認+消毒・加湿器の設置
☘️季節別 比較表:メリット・デメリット早見表
季節 | メリット | デメリット |
---|---|---|
春 | 気候安定・桜・昼が長い | 人気集中・予約困難・費用高 |
夏 | 花火・ガーデン婚・イベント感 | 暑さ・ゲストの服装負担・日焼け |
秋 | 気温・湿度のバランス良し | 祝日集中で料金高め・混雑 |
冬 | 費用安・空気感・静かな演出 | 寒さ・天候不安・体調リスク |
🧠冬に結婚式を挙げるべき人の特徴
✅ 冬婚が向いているカップルとは?
- 費用を抑えつつクオリティを下げたくない人
- 落ち着いた雰囲気や静かな感動演出を好む人
- クリスマス・年末など記念日感のある式にしたい人
- 式場にこだわりがある人(人気会場を取りやすい)
✨演出アイデア:冬ならではの“心温まる仕掛け”
シーン | 冬らしい工夫例 |
---|---|
ウェルカムドリンク | ホットワイン・ホットジンジャー・スープなど |
会場装飾 | キャンドルライト・フェアリーライト・白×グリーン系装花 |
プチギフト | 手袋・ミニ加湿器・カイロ・入浴剤など季節感のあるもの |
BGM演出 | ピアノアレンジや雪・星をテーマにした静かな楽曲選定 |
📝まとめ:「嫌われる」ではなく、「選ばれにくい」だけ
冬の結婚式は“避けられる季節”ではなく、**準備と配慮次第で圧倒的なコスパと印象を生む“穴場の季節”**です。
✅判断のポイント
- 会場アクセス、天候対策、ゲストの体調配慮ができるか?
- 自分たちの理想の式が「冬の空気」とマッチしているか?
- 見栄えよりも“本質的なおもてなし”を重視したいか?
その答えがYESなら、冬は「選ばれにくい」どころか、選ばれるべき季節なのかもしれません。