ドラム式洗濯機は乾燥まで自動で完了する利便性から、共働き家庭や子育て世代を中心に人気が高まっています。 ただし、価格・容量・乾燥方式・静音性などの特徴がモデルごとに異なり、口コミでも「生活が劇的に楽になった」という声がある一方で、 「価格が高い」「乾燥に時間がかかる」などの不満も見られます。 ここでは、人気の4機種を比較し、それぞれのメリット・デメリットを整理しました。
主要4機種の比較表
容量・乾燥方式・特徴・価格帯を一覧で比較し、自分のライフスタイルに合うモデルを見つけましょう。
| 機種 | 洗濯／乾燥容量 | 乾燥方式 | 主な特徴 | 価格帯（目安） |
|---|---|---|---|---|
| シャープ ES-X11B-TL | 11kg／6kg | ハイブリッド（ヒートポンプ＋ヒーター） | 静音性◎／洗剤自動投入／自動お掃除／スマホ連携 | 約25〜30万円 |
| 東芝 TW-127XM3L(W) | 12kg／7kg | ヒートポンプ | Ag+ウルトラファインバブル洗浄／省エネ／大容量乾燥 | 約20〜22万円 |
| 日立 BD-SV120JL W | 12kg／6kg | ヒーター（風アイロン付き） | らくメンテ設計／静音性◎／シワ伸ばし仕上げ | 約20〜22万円 |
| アイリス DKC85A1-B | 8kg／5kg | ヒーター | 60℃温水洗浄／コンパクト設計／低価格 | 約10〜15万円 |
ドラム式洗濯機を選ぶ前に知っておきたい基本ポイント
ドラム式洗濯機は「乾燥まで自動」という大きな魅力がありますが、縦型とは異なる特徴も多く、選ぶ際には注意が必要です。
実際の口コミでは「家事が時短できた」という高評価の一方で、「乾燥時間が長い」「運転音が気になる」といった声も目立ちます。
ここでは、失敗しないための重要チェックポイントをカード形式で整理します。
- 容量と乾燥性能
- 乾燥方式の違い
- 静音性と振動
- 洗浄力と温水機能
- メンテナンス性
- 操作性と便利機能
- 設置性とデザイン
- 価格とコスパ
口コミ傾向：静音性・便利機能・デザイン性には高評価が多く、乾燥時間の長さ・フィルター掃除・価格の高さで賛否が分かれやすいです。
8kg前後は一人暮らし〜カップル向け、11〜12kgはファミリー層向け。口コミでも「容量が大きく一度に洗えるのが便利」と好評。
ヒートポンプは省エネだが時間が長め、ヒーターは高温で仕上がりが早いが電気代が高め。ハイブリッド型は両方のメリットを取り入れた設計。
「夜中でも気にならない」という高評価機種もあれば、「脱水時に音が大きい」との指摘も。寝室近くに設置する場合は特に要チェック。
温水洗浄や泡洗浄搭載モデルは汚れ落ちが良いと評判。一方で「泥汚れやカレー汚れが残った」という声もあり、洗浄方式の違いに注目。
指標②「容量と乾燥性能」：家族構成に合わせた選び方
家族構成と洗濯頻度に合った洗濯容量・乾燥容量を選ぶことは、満足度を大きく左右します。
口コミでも「容量が足りず2回に分ける」「乾燥だけ足りない」といった声が多く、洗濯と乾燥で必要量が異なる点が失敗の原因になりがち。
下のカードで、容量・乾燥方式・実運用の“ちょうど良いバランス”を整理します。
- 家族人数×洗濯量
- 乾燥容量は小さめ
- 乾燥方式と電気代
- 厚手衣類・毛布対応
- 時短 vs 省エネ
目安：1〜2人は8kg、3〜4人は10〜12kg。乾燥は洗濯容量の約半分〜6〜7割が実用ライン。厚手・タオル多めの家庭は乾燥余力を重視。
8kgは一人暮らし〜カップル向け、11〜12kgはファミリー向け。まとめ洗い派は大きめを。
「週末どっさり派」は12kg×乾燥6〜7kgが使い勝手◎。
乾燥は洗濯より容量が小さいため、一発で乾燥まで完了したいなら乾燥7kgクラスが安心。
乾燥5〜6kgは「厚手・タオル多め」で2回になることも。
ヒートポンプは省エネ・ふんわり、時間はやや長め。
ヒーターは高温で時短しやすいが電気代は上がりやすい。
ハイブリッドは両者の折衷。
パーカーやデニムなど厚手は乾きづらい。
大物対応のプログラム・温度制御・シワ伸ばしの有無を確認。
指標③「乾燥方式の違い」：仕上がりの満足度と光熱費のバランス
ドラム式洗濯機の乾燥方式には大きく分けてヒートポンプ式、ヒーター式、そしてハイブリッド式があります。
口コミでも「ふんわり仕上がりで電気代も安い」と好評の機種がある一方、「乾燥時間が長い」「厚手は乾きにくい」といった声も目立ちます。
仕上がり・コスト・スピードのバランスを理解することが、後悔しない選び方につながります。
- ヒートポンプ：省エネ＆ふんわり
- ヒーター：時短＆高温仕上げ
- ハイブリッド：両者のメリット融合
- 厚手衣類の乾きやすさ
- 光熱費とランニングコスト
実際の口コミ傾向：ヒートポンプ＝ふんわり＆省エネが高評価。ヒーター＝仕上がり早いが電気代と縮みリスクに注意。ハイブリッド＝価格は高めだがバランス良し。
低温で省エネ、衣類がふんわり仕上がると高評価。口コミでは「電気代が下がった」という声も。ただし時間は長め。
高温で短時間に乾燥できるためスピード重視派に人気。ただし「衣類が縮む」「電気代が気になる」との意見も。
ヒートポンプとヒーターを組み合わせ、省エネとスピードの両立を狙った方式。価格は高めだが「仕上がりが安定する」と評判。
指標④「静音性と振動」：深夜やマンション暮らしでも安心？
ドラム式洗濯機を選ぶ上で運転音と振動の少なさは重要な指標です。
特に夜間やマンションでの使用では「静かに使えるか」が満足度を左右します。
口コミでは「深夜でも気にならない」と評価する声もあれば、「脱水時の振動が大きい」という意見も見られます。
- 運転音の大きさ
- 脱水時の振動
- 夜間使用の安心度
- 設置環境（防振マット）
- 口コミでの体感差
傾向：ヒートポンプ式は比較的静音、ヒーター式は乾燥時に音が大きめ。
脱水音や振動は設置環境（床の強度や水平調整）で変わるという声が多いです。
「回っているのを忘れるほど静か」という声もあれば、「乾燥時の送風音が気になる」という意見も。口コミで差が出やすいポイント。
脱水時はどうしても振動が大きくなりがち。
「防振マットで解決した」という声も多く、設置工夫次第で改善できる場合があります。
「夜中でも気にならない」静音性に優れたモデルは共働き家庭で重宝。
一方で「壁を挟んだ隣室に響いた」という声もあり、生活環境に合わせた選択が必要です。
指標⑤「洗浄力と温水機能」：汚れ落ちと除菌性能の実力
ドラム式洗濯機の洗浄力はモデルごとに差が大きく、温水機能の有無が仕上がりを左右します。
口コミでは「皮脂汚れや食べこぼしが落ちやすい」と高評価する一方で、「泥汚れやカレー汚れは残りやすい」という意見もあります。
除菌やニオイ対策を求めるなら、温水洗浄・バブル洗浄などの搭載有無を確認しましょう。
- 温水洗浄の有無
- バブル・高圧水流
- 除菌・消臭コース
- 泥・食べこぼし対応
- 日常洗いの満足度
傾向：温水・バブル洗浄は高評価で「白物がスッキリ」などの口コミ多数。
一方、泥・油汚れなどの重度汚れではやや不満の声も散見されます。
温水で皮脂・油汚れを分解しやすく、除菌効果も期待できる。
「タオルが臭わなくなった」という口コミも多い。
微細な泡で繊維の奥まで洗剤を浸透。
「食べこぼしがしっかり落ちた」との声も。子育て家庭に人気。
専用コースで菌・臭い対策が可能。
「部屋干し臭が気にならなくなった」とのレビューも目立つ。
指標⑥「メンテナンス性」：フィルター掃除と日常ケアのしやすさ
ドラム式洗濯機はフィルター掃除やメンテナンスを怠ると、乾燥効率の低下やカビ臭の原因になります。
口コミでも「掃除が面倒」という声がある一方で、「自動お掃除機能が便利」と評価されるモデルも登場しています。
選ぶ際は、フィルターの位置や掃除頻度、自動クリーニングの有無に注目しましょう。
- 乾燥フィルター掃除の頻度
- 自動お掃除機能
- 糸くずフィルターの扱いやすさ
- カビ・臭い対策
- メンテに関する口コミ傾向
傾向：乾燥フィルター掃除は面倒との声が多い一方、「掃除レス設計」や「自動クリーニング」搭載機は高評価。 日立の「らくメンテ」、シャープの「4か所自動お掃除」などは口コミでも好評です。
多くの機種で毎回の掃除が必要。「毎日使うと負担」という声多数。 フィルター位置や取り外しやすさが重要。
シャープや東芝は自動洗浄機能を搭載。 「ホコリがたまりにくく掃除が楽」との口コミもあり、時短に貢献。
温水洗浄や槽クリーン機能でカビ予防。 「臭い残りが減った」と好評だが、結局定期的な掃除は必須との意見も。
指標⑦「操作性と便利機能」：家事を助ける使いやすさ
ドラム式洗濯機は多機能化が進んでおり、洗剤自動投入・スマホ連携・予約機能など便利な機能が満載です。
口コミでは「一度使うと手放せない」と高評価する声が多い一方で、「機能が多すぎて使いこなせない」という意見も散見されます。
操作パネルの見やすさやアプリ連携の使いやすさも、購入前に確認したいポイントです。
- 洗剤自動投入
- スマホ連携・遠隔操作
- 予約・時短コース
- 操作パネルの分かりやすさ
- 口コミでの使い勝手評価
傾向：自動投入・Wi-Fi操作は満足度が高い一方、「メニューが複雑」「説明書を見ないと分かりにくい」という声も目立ちます。
毎回計量不要でラク。
「入れ忘れがなくなった」「詰め替えごとに補充で済む」と口コミで高評価。
外出先から操作や通知が可能。
「帰宅時間に合わせて仕上がるのが便利」と評判。
朝に終わるようにセットできる予約機能や、短時間で洗える時短コースは共働き家庭に人気。
「忙しい日に助かる」との口コミも多数。
指標⑧「デザインと設置性」：生活空間に馴染むかどうか
ドラム式洗濯機は本体サイズが大きめなため、設置性とデザインの両立は重要です。
口コミでは「スタイリッシュで洗面所がおしゃれになった」という声もあれば、「圧迫感がある」「設置できなかった」というケースも。
搬入経路や扉の開き方、奥行きサイズまで確認することが失敗回避につながります。
- 本体サイズ（幅・高さ・奥行き）
- 扉の開き方
- 搬入経路の確認
- デザイン・カラーの好み
- 口コミでの設置事例
傾向：奥行き65〜75cmは要注意ポイント。 デザインは「ホワイト＝清潔感」「ブラック＝高級感」で好みが分かれます。
「思ったより奥行きが大きく圧迫感がある」という声も。 設置前に洗面所の奥行きを要チェック。
右開き・左開き固定タイプが多い。 「扉が壁に当たり使いにくい」という失敗談もあるため動線を確認。
「ホワイトで清潔感がある」「ブラックで高級感がある」といった口コミが多い。 洗面所の雰囲気に合わせて選びたいポイント。
指標⑨「コストパフォーマンス」：価格と機能のバランス
ドラム式洗濯機は10万円台〜30万円超まで価格差が大きく、満足度は価格と機能のバランスで決まります。
口コミでは「高額だが家事が劇的に楽になった」と高評価する声が多い一方、「価格の割に乾燥性能が弱い」という不満も見られます。
ここでは価格帯別の特徴と実際のコスパ評価を整理します。
- 高価格帯＝機能充実
- 中価格帯＝バランス型
- 低価格帯＝シンプル重視
- 口コミでの費用対効果
- 長期利用での満足度
傾向：高価格帯は静音性や自動機能に強み。 中価格帯は大容量と省エネの両立。 低価格帯は導入コスト重視で一人暮らし向き。
機能・静音性・仕上がりの満足度が高い。 「高いけど買って良かった」との声多数。 長期利用前提なら投資価値あり。
大容量＋省エネの両立で人気。 「この機能なら価格相応」とバランス評価。 乾燥時間が長めなのが課題。
シンプル設計で導入しやすい。 「初めてのドラム式に最適」と好評。 高機能を求めると物足りなさも。
指標⑩「総合まとめ」：家庭に合った最適な一台を選ぶ
ここまで各指標を見てきたように、ドラム式洗濯機は容量・乾燥方式・静音性・洗浄力・メンテナンス性・価格など多くの要素で差があります。
口コミからも分かるように、「どの家庭に向いているか」を明確にして選ぶことが失敗回避のポイントです。
最後に、ライフスタイルごとのおすすめ傾向を整理します。
コスパ重視ならアイリスオーヤマ DKC85A1-B。 「初めてのドラム式」として高評価。 乾燥容量は少なめなので、こまめに洗濯する人向き。
大容量＋乾燥性能なら東芝 TW-127XM3L(W)。 「一度に大量に洗える」「ふんわり仕上がる」と好評。 ただし乾燥時間は長めなので夜間利用がおすすめ。
自動お掃除＋自動投入機能を備えたシャープ ES-X11B-TLが便利。 「静かで夜間も安心」との口コミ多数。 厚手衣類の乾燥ムラには注意。
フィルター掃除が少ない日立 BD-SV120JL W。 「らくメンテで掃除不要に近い」と評判。 シンプルで長期利用でもストレスが少ない。
ドラム式洗濯機の選び方ガイド
ドラム式洗濯機は容量・乾燥方式・静音性・洗浄力・メンテナンス性・価格など多くの観点で特徴が異なります。
口コミでも「便利で手放せない」という高評価が多い一方、「価格が高い」「乾燥時間が長い」など不満も見られます。
ここでは購入前に必ず確認したいポイントを整理しました。
- 容量と乾燥性能のバランス
- 乾燥方式（ヒートポンプ／ヒーター／ハイブリッド）
- 静音性と振動の少なさ
- 温水洗浄・除菌機能
- フィルター掃除の手間
- 自動投入やスマホ連携など便利機能
- 設置性とデザイン性
- 価格とコストパフォーマンス
選び方のコツ：毎日の洗濯量・設置環境・家事スタイルに合わせることが最重要。 「容量が足りない」「音が大きい」「掃除が面倒」といった失敗は事前確認で防げます。
一人暮らし〜2人なら8kg前後、ファミリーなら11〜12kgが安心。 乾燥容量は洗濯容量より小さい点に注意。
ヒートポンプ＝省エネでふんわり、ヒーター＝短時間で仕上がり、ハイブリッド＝両者の良いとこ取り。 口コミでも方式の違いで評価が分かれる。
マンションや夜間利用が多い家庭は静音性を重視。 「夜でも気にならない」機種は口コミで高評価。
洗剤自動投入・スマホ操作・自動お掃除機能は人気機能。 「一度使うと戻れない」との声多数。
高価格帯は高機能で快適、中価格帯はバランス型、低価格帯は導入しやすいが機能はシンプル。 長期利用で見れば光熱費や掃除手間も含めたトータルコストで判断。
- 一人暮らし・コスパ重視：アイリスオーヤマ DKC85A1-B
- 子育てファミリー：東芝 TW-127XM3L(W)
- 共働きで家事を効率化：シャープ ES-X11B-TL
- 掃除の手間を減らしたい：日立 BD-SV120JL W