🎬 ジェイソン・ステイサムは、いまや世界中で愛される“本物のアクションスター”。 近距離格闘のキレ、走り出したら止まらない迫力、そして時折見せる静かな優しさ―― そのすべてが作品ごとに違った形で輝いています。
この記事では、ステイサムの代表作から名脇役時代の作品まで、 なるべく分かりやすい言葉でひとつずつ丁寧に解説します。 映画初心者でも読み進めやすいよう、あらすじ・キャラクター・演技の魅力を整理してまとめました。
「どれから観ればいい?」 「ステイサムってどんな俳優?」 そんな疑問を、この記事でまるごと解決します。 まずは彼の魅力を気軽に楽しんでください。






ジェイソン・ステイサムとは?💥
ジェイソン・ステイサムは、ハリウッドでも珍しい 「自分で動いて、自分で戦う」タイプのアクションスターです。派手なCGやワイヤーに頼りすぎず、 本人がしっかり走って、殴って、飛び降りる──そんな生身のアクションで世界中のファンをつかんできました。 代表作には、運び屋アクションの 『トランスポーター』シリーズ、 カーアクションの 『ワイルド・スピード SKY MISSION』 や、 サメパニック映画 『MEG ザ・モンスター』、 傭兵チームを描く 『エクスペンダブルズ』シリーズなどがあります。
映画デビューは、犯罪コメディ 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』。 その後、同じ監督の 『スナッチ』でも重要な役を演じ、 「イギリスのちょっと危険な男」というイメージを一気に広めました。 ここで見せた、早口の会話と皮肉まじりのユーモアは、のちの作品でも生きていて、ただの無口なマッチョではない “しゃべれるアクション俳優”としての下地になっています。
ステイサムは、もともと飛び込み競技の選手として活躍していた経歴があり、 その経験からくるバランス感覚と筋力を武器にしています。 階段を駆け下りながら戦うシーンや、車の上に飛び乗るアクションなど、観ていてヒヤッとする場面も 「本人が本当に動いている」ことが伝わるので、画面に説得力が生まれるのが大きな魅力です。
彼が演じるキャラクターは、基本的に無口でぶっきらぼうです。 ですが、ボソッと一言だけツッコミを入れたり、敵を倒したあとに小さなジョークを挟んだりと、 クスッと笑えるタイミングが必ず用意されています。 派手なギャグではなく、「シリアスの中にちょっとした笑い」というバランスなので、 普段あまりアクション映画を見ない人でも、テンポよく物語を追いやすいのがポイントです。
ステイサムの映画は、ストーリーが比較的シンプルで、 「大切な人を守る」「仲間と戦う」「悪党にケジメをつける」 といった分かりやすい動機が多いです。 たとえば、 『キャッシュトラック』 なら復讐劇、 『ビーキーパー』 ならネット詐欺への制裁といった具合に、「この映画は何の話か」がすぐ理解できます。 そのため、シリーズものに限らず、どの作品から見始めても楽しみやすいのが魅力です。
ワイルド・スピードシリーズでのステイサムの活躍🚗💨
ジェイソン・ステイサムは、『ワイルド・スピード』シリーズの中で 敵として現れ、徐々に仲間へと変わっていくという、とてもおいしいポジションを任されています。 ここでは、彼が演じるデッカード・ショウが登場する6作品―― 『ワイルド・スピード EURO MISSION』、 『ワイルド・スピード SKY MISSION』、 『ワイルド・スピード ICE BREAK』、 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』、 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』、 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』 を、あらすじ・役のキャラ・演技の見どころという3つのポイントで紹介します。
ヨーロッパを舞台に、ドミニクたちが国際的な犯罪グループと戦う物語です。 この時点では、ステイサム演じるデッカード・ショウは本編にはほとんど出てきませんが、 エンドロール後の短いシーンで「後ろにもっと恐ろしい存在がいる」ことを示す重要な役割を担います。
役名とキャラクターデッカード・ショウは、重犯罪者たちを相手にする元特殊部隊のプロ。 EURO MISSIONではまだ名前ぐらいしか分からず、「正体不明の脅威」として顔見せをする段階です。
演技の見どころ出番は短いものの、落ち着いた表情と低い声だけで、 「この男はただ者ではない」という空気を一気に作り上げます。 ほんの数十秒で観客の記憶に残る、ステイサムらしい存在感の見せ方がポイントです。
ドミニクたちが、倒した敵の兄であるデッカード・ショウに次々と襲われる物語です。 彼は世界中を移動しながらチームを追い詰め、どこにいても安全地帯がないような 絶体絶命の状況を作り出します。
役名とキャラクターデッカード・ショウは、弟を傷つけられたことで「ファミリー」に復讐しようとする兄。 ただの悪役ではなく、家族のために暴走している男として描かれているのが特徴です。
演技の見どころステイサムは、静かに歩いてくるだけで怖さが伝わる「無表情の圧」と、 近接格闘や銃撃戦でのスピーディな動きで、シリーズ屈指の危険な敵を演じ切ります。 特に、病院やビルの中での戦闘シーンは、キレのあるアクションをじっくり堪能できる場面です。
ドミニクが謎の女サイファーに操られ、仲間たちと敵対してしまう物語です。 チームはドムを救うため、予想外の“元・敵”たちとも手を組むことになります。
役名とキャラクターデッカード・ショウは、かつての敵でありながら、今回は 「家族を守るために動く一時的な味方」として再登場。 家族を何より大事にする価値観が、ドムたちと少しずつ重なっていくのがポイントです。
演技の見どころ特に話題になったのが、赤ちゃんを抱えながら敵と戦う飛行機内のアクションシーン。 赤ちゃんをあやしつつ、コミカルな表情とキレのある格闘を同時にこなすステイサムの演技は、 シリアスなシリーズの中でも、思わず笑ってしまう名場面となっています。
元FBIのホブスと、元敵だったデッカード・ショウが、世界を滅ぼしかねないウイルス兵器をめぐって、 しぶしぶ手を組むスピンオフ作品です。 2人は口喧嘩をしながらも、世界を守るために全力で戦います。
役名とキャラクターここでのデッカードは、妹や家族を守るために戦う皮肉屋だけど情に厚い兄として描かれます。 ホブスと正反対の性格で、スマートに立ち回る「イギリス流のタフガイ」です。
演技の見どころステイサムは、ロック様演じるホブスとのテンポのいい掛け合いと、 ナイトクラブや工場でのスタイリッシュな格闘シーンで魅せます。 シリーズの中でも、彼のコメディセンスとアクションを同時に味わえる1本です。
ドミニクの弟や新たな脅威が登場し、チームが再び世界規模の陰謀に巻き込まれる物語です。 物語の終盤では、かつて死んだはずのハンが実は生きていたことが明かされ、 ショウとの因縁が再びクローズアップされます。
役名とキャラクターデッカード・ショウは、クレジット後の短いシーンで登場。 そこでは、彼がいまも危険な仕事を続けていることや、 「過去の行いに決着をつける必要がある」ことが暗示されます。
演技の見どころ短い出番でも、パンチングバッグを使った拷問シーンなど、 荒々しくもユーモラスなステイサム節がしっかり詰まっています。 セリフは少なくても、仕草や目線でキャラの性格が伝わるところが魅力です。
新たな宿敵ダンテがドミニク一家を狙い撃ちする中、世界中で仲間たちが散り散りに戦う物語です。 その中でショウも、自分の家族に危険が迫っていることを知り、再び行動を開始します。
役名とキャラクターここでのデッカードは、もはや完全な悪役ではなく、 「家族を守るためにどこまでも暴れ回る元敵キャラ」として描かれます。 主人公たちと完全に肩を並べるわけではありませんが、同じ方向を見て戦う存在です。
演技の見どころステイサムは、短い登場時間の中で、 シリアスな決意と軽口を同時に感じさせる演技を見せます。 これまでの因縁やスピンオフの流れを踏まえたうえで、 「まだまだこのキャラでやれることがある」と思わせてくれる締めくくりになっています。
トランスポーターシリーズ🚗💼
『トランスポーター』シリーズは、ジェイソン・ステイサムの“アクションスターとしてのイメージ”を決定づけた代表作です。 彼が演じるフランク・マーティンは、どんな荷物でも運ぶプロの運び屋。冷静沈着で無駄な会話をせず、危険が迫ると迷わず戦うという、ステイサムの魅力をぎゅっと凝縮したキャラクターです。 ここでは3作品―― 『トランスポーター』、 『トランスポーター2』、 『トランスポーター3 アンリミテッド』 を、あらすじ・キャラ・演技の見どころの3点でわかりやすく紹介します。
フランク・マーティンは、どんな依頼でも請け負うプロの運び屋。 彼には「決して荷物を開けない」という絶対ルールがあります。 しかし、ある仕事で“荷物”の中に人間が入っていることに気づき、彼の人生は一気に危険な方向へ転がり始めます。
役名とキャラクターフランクは冷静で、感情を表に出さないタイプ。 しかし根は優しく、困っている人を放っておけない一面もあります。 このギャップが、観客からの人気の理由です。
演技の見どころスーツ姿での素早い格闘、車での華麗なドリフト、物を使った臨機応変な戦い方など、 ステイサムならではの「生身で魅せるアクション」が詰まっています。 特に、車の下にもぐりこむシーンや、オイルを使った格闘シーンはシリーズ屈指の名場面です。
今度のフランクは、富豪一家の運転手として少年の送り迎えを担当。 しかし少年が誘拐されてしまい、フランクは命がけで救出に向かいます。 ステイサムのアクションの激しさはそのままに、物語は前作よりも“人を守る使命感”が強く描かれます。
役名とキャラクターフランクは少年のことを本気で守ろうとする姿を見せ、 寡黙なだけでなく「情の厚いヒーロー」としての側面がより濃く描かれます。
演技の見どころ車を使ったトリッキーなトラップ解除、ジャンプしてボンネットに飛び乗る瞬発力、 ビルからビルへの跳躍など、アクションのスケールが大幅にパワーアップ。 体を張った見せ場が想像以上に多く、ステイサムの身体能力を堪能できます。
フランクは、ある陰謀に巻き込まれ、 車から一定距離を離れると爆発するブレスレットをつけられてしまいます。 彼は女性を護送しながら、ヨーロッパ各地を走り抜ける極限のミッションに挑みます。
役名とキャラクターフランクは困難に直面しても落ち着きを失わず、 冷静に周囲を観察して最善の手を打つ“プロ中のプロ”。 少しずつ心を開いていく姿も魅力的に描かれています。
演技の見どころ爆弾に囚われた状態でのアクションが多く、 制限のある中で魅せる戦闘が非常に独創的です。 さらに、ヨーロッパを舞台にしたカーアクションは迫力満点で、 ステイサムのスピード感あふれる運転シーンが存分に楽しめます。
MEG ザ・モンスターシリーズ🦈🌊
『MEG ザ・モンスター』シリーズでは、ジェイソン・ステイサムは深海レスキューのプロ、 ジョナス・テイラーとして、人類の常識を超えた巨大ザメ“メガロドン”に立ち向かいます。 海底に取り残された研究チームを救うために命がけで潜水したり、仲間や子どもたちを守るために巨大生物と戦ったりと、 ステイサムのタフさと優しさが両方味わえるシリーズです。 ここでは、 『MEG ザ・モンスター』と 『MEG ザ・モンスターズ2』 を、ストーリー・キャラ・演技の見どころに分けて紹介します。
深海研究施設のクルーが、太平洋のはるか深くで調査中に、 絶滅したはずの巨大ザメ「メガロドン」に襲われ、海底で動けなくなってしまいます。 彼らを助けるために呼ばれたのが、かつて深海救助中に“正体不明の巨大生物”と遭遇し、 仲間を見捨てたと非難されてきた男、ジョナス・テイラーです。 ジョナスは自らのトラウマと向き合いながら、再び危険な深海へ潜っていきます。
役名とキャラクタージョナス・テイラーは、元・海軍のレスキューダイバーで、誰よりも深海での経験が豊富なスペシャリスト。 ぶっきらぼうな性格で、口数も多くありませんが、 実は「もう二度と仲間を失いたくない」という強い思いを抱えています。 過去の判断が正しかったのかどうか、ずっと自分を責め続けている男でもあります。
演技の見どころステイサムは、巨大サメとのアクションだけでなく、 過去のトラウマに縛られた男が、再び人を救うために立ち上がる姿を、 表情の変化や短いセリフでしっかり見せています。 水中シーンや、船の上からメガロドンに挑む場面などでは、 アクションスターとしての身体能力に加えて、 「自分一人ではなく、仲間と一緒に戦うリーダー」としての頼もしさも感じられます。
前作から数年後、ジョナスは環境犯罪と戦う活動にも関わりながら、 再び深海調査チームの一員としてマリアナ海溝へと潜ります。 そこで彼らは、巨大なメガロドンだけでなく、 海底で違法採掘を行う人間たちの計画にも巻き込まれてしまいます。 調査は一転して、生き残りをかけた脱出劇へと変わっていきます。
役名とキャラクタージョナスは、前作以上に“守るべき家族”を意識した人物になっています。 子どもたちや仲間を見守りながらも、危険な場所には自分が先に立つ、 まさに「背中で引っ張るタイプの大人」として描かれます。 その一方で、軽いジョークを飛ばして場の空気を和らげる一面も健在です。
演技の見どころ続編では、巨大ザメだけでなく、海底基地や地上での追走劇など、 アクションのバリエーションがさらに増えています。 ステイサムは、サーフボードのように波に乗りながらメガロドンに挑むシーンや、 迫りくる敵から仲間を守るために単身飛び込む場面などで、 「バカバカしいほど豪快」なヒーロー像を全力で演じています。 シリアスになりすぎず、どこか遊び心を感じさせる演技が、作品全体の雰囲気を明るくしています。
人気映画(初期)🎬🔥
ジェイソン・ステイサムが映画界で注目され始めたのは、イギリスのクライム映画で見せた“クセになる存在感”がきっかけでした。 この章では、彼のキャリアを大きく押し上げた6作品―― 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、 『スナッチ』、 『ミニミニ大作戦』、 『アドレナリン』、 『デス・レース』、 『バンク・ジョブ』 を、“あらすじ・キャラ・演技の見どころ”の3点でわかりやすくまとめます。
ロンドンの裏社会を舞台に、仲間4人が高額な借金を返すために危険な賭けに出るクライムコメディ。 ちょっと抜けた部分もありながら、次第に大事件に巻き込まれていくテンポの良い物語です。
役名とキャラクターステイサム演じるベーコンは、仲間の中でも口が達者で、 状況を冷静に分析する一方で、どこか軽さのあるキャラクター。 後の“クールなタフガイ”とは少し違う、若さと勢いのある役どころです。
演技の見どころセリフのテンポの良さ、皮肉まじりのツッコミ、自然なユーモアなど、 ステイサムの“しゃべれるアクション俳優”としての才能が既に光っています。 まだ肉体派のイメージが強くない初期だからこその魅力があります。
行方不明の巨大ダイヤをめぐり、ギャングや賭博師が入り乱れるクライム群像劇。 多数のキャラクターが入り交じるカオスな展開が魅力です。
役名とキャラクターステイサムが演じるターキッシュは、状況に翻弄されながらも冷静さを失わない頭脳派。 彼の語り口調で物語が進むため、作品全体の“語り部”の役割も担っています。
演技の見どころステイサムの落ち着いた語りと、皮肉を込めた表情演技が秀逸。 アクション中心ではないものの、存在感だけで作品を引っ張る力が感じられます。
かつての仲間に裏切られた窃盗チームが、完璧な計画で金塊を奪い返すクライムアクション。 MINIクーパーを使った市街地カーチェイスが名物です。
役名とキャラクターステイサム演じるハンサム・ロブは、チーム随一のドライバーで、 クールで自信に満ちた“運転のプロ”。 無駄のない動きと軽快な判断力が魅力です。
演技の見どころステイサムの運転スキルの高さが光る作品。 カーチェイスでの細かい動作や、わずかな表情の変化で緊張感を作り出す演技が魅力です。
毒を盛られた男が、アドレナリンを出し続けないと命が持たないという極限状況で、 敵を追い詰めながら走り続けるノンストップアクション。
役名とキャラクターシェブ・チェリオスは短気で荒々しいが、どこか憎めない男。 必死に生き延びようとする姿が、時にコメディにも見えるほど振り切ったキャラです。
演技の見どころ常に動き続けるという設定に合わせ、ステイサムの体当たり演技が炸裂。 走って、吠えて、飛び降りて、電流を浴びて……というド派手なアクションの連続です。
凶悪犯が競う“死のレース”に巻き込まれた男が、自由を取り戻すために命をかけて戦う物語。 車体に武器が搭載された、荒々しいレースアクションが特徴です。
役名とキャラクタージェンセン・エイムズは、家族を守るために戦う誠実な男。 無実の罪で収監され、極限の状況でも冷静さを失わない強靭さを持っています。
演技の見どころステイサムの筋肉と鋭い表情が、レースの緊迫感と相性抜群。 車の中での“静と動”の切り替えが巧みで、緊張感が持続する演技が魅力です。
実際に起きたロンドン銀行襲撃事件を基に、 小さなチームが国を揺るがす大事件に巻き込まれていくサスペンスドラマ。
役名とキャラクターテリー・レザーは、普段は真面目に働く一般人寄りの男。 しかしひとたび計画に巻き込まれると、家族を守るために危険な賭けに出るようになります。
演技の見どころステイサムの“普通の男”を演じる力がよく分かる作品。 周囲に翻弄されつつも、最後には自分の信念で動く姿が丁寧に表現されています。
人気映画(後期)💣😎
キャリア後期のジェイソン・ステイサムは、単なる“殴って終わり”のアクションスターではなく、 過去に傷を抱えた男・家族を守る父親・裏社会のプロなど、少し複雑なヒーロー像を演じることが増えていきます。 ここでは、そんな時期を代表する6本―― 『ワイルドカード』、 『キャッシュトラック』、 『ビーキーパー』、 『オペレーション・フォーチュン』、 『ハミングバード』、 『PARKER/パーカー』 を紹介しながら、ステイサムの“渋み”が増した演技の魅力を見ていきます。
ラスベガスで“なんでも屋”として働くニック・ワイルドは、 ギャンブル依存から抜け出せず、ちょっとした用心棒仕事で日銭を稼ぐ毎日を送っています。 ある日、親しい女性がギャングにひどい暴行を受けたと知り、 ニックは彼女のために復讐を決意。 それがきっかけとなって、ラスベガスの裏社会を巻き込む危険な戦いに身を投じていきます。
役名とキャラクターニックは腕は確かだが、自分の人生には自信がない男。 人を守る力はあるのに、自分自身をギャンブルから守れないという矛盾を抱えています。 その“ダメな部分”が、逆に人間味として伝わってくるキャラクターです。
演技の見どころステイサムは派手なアクションだけでなく、 カジノでの静かなシーンや、一人で落ち込む場面で、 「勝てない男」の寂しさを表情で丁寧に見せています。 もちろん、ナイフやテーブルを使った近接戦闘など、 キレのある格闘シーンも健在です。
現金輸送車を狙った武装強盗が頻発するロサンゼルス。 そこに新たに雇われた警備員“H(エイチ)”は、 一見すると無口で冴えない新人ですが、 ある襲撃事件でプロ顔負けの戦闘能力を見せ、周囲を驚かせます。 物語が進むにつれて、彼が会社に入った本当の理由と、 過去に起きた悲劇とのつながりが明らかになっていきます。
役名とキャラクターHは、感情をほとんど表に出さない謎めいた男。 しかし、その裏には家族を失った深い悲しみと復讐心が隠れています。 ステイサムは、しゃべらない時間の長さで逆に“何かを抱えた男”であることを伝えています。
演技の見どころ無表情のまま淡々と敵を倒していく姿が、とても冷たく、そしてどこか悲しげです。 怒鳴ったり泣いたりせず、目つきと歩き方だけで緊張感を出す演技が印象的な1本です。
田舎で静かに蜂を世話して暮らすアダム・クレイ。 彼の唯一の友人である老婦人が、ネット詐欺で全財産を奪われた末に自殺してしまいます。 その出来事をきっかけに、アダムはかつて所属していた 超極秘組織“ビーキーパー”としての力を解放し、 詐欺組織から巨大企業、政治家ネットワークに至るまで、 犯人たちを一掃するための復讐を開始します。
役名とキャラクターアダムは、一見すると寡黙で優しい養蜂家。 しかし本当は、国家すらコントロールできないほどの 危険なスキルを持つ元特殊工作員です。 敵には容赦しない一方で、弱い立場の人にはとことん優しい、 ステイサムらしい“義のヒーロー像”が色濃く出ているキャラクターです。
演技の見どころ日常では穏やかな表情、敵を前にしたときの冷酷な目つき―― オンとオフの切り替えがとても分かりやすく、 普段あまり映画を観ない人でも「この人は本当に怒っている」と伝わる演技です。 近年のステイサム作品の中でも、アクションとドラマのバランスが非常に分かりやすい1本です。
英国政府の依頼を受けたスパイオーソン・フォーチュンは、 “ザ・ハンドル”と呼ばれる危険な兵器テクノロジーを追う任務に就きます。 彼は個性的なチームとともに、怪しい武器商人やセレブ俳優を巻き込みながら、 派手でトリッキーな作戦を仕掛けていきます。
役名とキャラクターオーソンは、腕の立つスパイでありながらかなりの偏屈者。 高級ワインや旅行にもこだわりが強く、皮肉たっぷりの物言いをするキャラです。 しかし任務には誰よりも真剣で、チームを守るリーダーとしての一面も見せます。
演技の見どころステイサムのツッコミとボケの両方をこなす掛け合いが見どころ。 シリアスな作戦会議から、少し砕けた会話シーンまで、 表情や間の取り方でコミカルさをうまく表現しています。 アクションだけでなく、会話劇での魅力を楽しめる作品です。
ロンドンの裏通りでホームレスとして暮らす元特殊部隊の兵士ジョー(ジョーイ)は、 ある出来事をきっかけに、他人の身分を借りて新しい生活を始めます。 組織の仕事を手伝う代わりにお金を得るようになりますが、 過去の罪やトラウマ、そして救えなかった人々への後悔に苦しみ続けます。 やがて、彼は自分なりの“贖い”の形を探し始めます。
役名とキャラクタージョーは、強くて危険な一面を持ちながら、内側ではボロボロに傷ついている人物。 修道女との交流を通して、少しずつ人としての感情を取り戻していく姿が描かれます。 ステイサム作品としては珍しく、静かなドラマ性が強いキャラクターです。
演技の見どころここでは派手なアクションよりも、目線や表情の揺れが重要。 暴力に手を染めながらも、どこか迷いや罪悪感が見える演技が印象的です。 「ステイサムは殴るだけの人」と思っている人ほど、 ギャップに驚かされるかもしれません。
プロの窃盗犯パーカーは、仲間と共に大きな仕事を成功させますが、 その後、仲間たちに裏切られ、命を狙われてしまいます。 なんとか生き延びたパーカーは、新たな協力者と共に彼らの計画に割り込み、 復讐と自分の取り分を取り返すために動き出します。
役名とキャラクターパーカーは「一般人は傷つけない」「約束は守る」というルールを持った窃盗犯。 悪党からは容赦なく奪う一方で、普通の人にはできるだけ迷惑をかけないように動く、 いわば“筋の通った悪党”です。
演技の見どころステイサムは、冷静で計算高いプロの顔と、 怒りで感情をあらわにする瞬間のギャップをうまく演じ分けています。 強盗計画の準備や変装シーンなど、 静かな場面での存在感もじっくり味わえる作品です。
メカニックシリーズ🔧💣
『メカニック』シリーズは、ジェイソン・ステイサムが“プロの暗殺者”を徹底的に演じきった作品です。 仕事は静かに、痕跡を残さず、最小の労力で最大の結果を出す―― そんな仕事人アーサー・ビショップは、ステイサムのキャリアの中でも特に“技術系アクション”が光るキャラクター。 ここでは、 『メカニック』 と 『メカニック:ワールドミッション』 の2作品について、あらすじ・キャラ説明・演技の見どころを分かりやすく紹介します。
アーサー・ビショップは、依頼されたターゲットを事故や自然死に見せかけて始末するプロの暗殺者。 ある日、親しい人物からの依頼を受けたことをきっかけに、 彼の人生は危険な方向へと動き出します。 そこに現れたのが、若く衝動的な青年スティーブ。 ビショップは彼を弟子として導きつつも、その裏で渦巻く陰謀に気づいていきます。
役名とキャラクターアーサー・ビショップは、冷静・無口・完璧主義。 必要以上に人を殺さず、仕事にも私情を挟まない“プロ中のプロ”です。 しかし弟子との関わりによって、彼の内面に眠っていた“優しさ”や“情”が少しずつ表に出ます。
演技の見どころステイサムは、緻密な準備・工具の扱い・隠密行動など、 他作品とは違った“知的アクション”で魅せます。 無駄な動きがひとつもない格闘や、ため息ひとつで心情を表す“静の演技”が光る作品です。
過去を捨て平穏に暮らしていたビショップですが、 国際犯罪組織により“3件の暗殺を事故に見せかけて実行せよ”という不可能任務を強制されます。 任務をやらなければ愛する女性が殺されるため、 ビショップは世界各国を飛び回り、より危険で複雑な暗殺へと挑むことになります。
役名とキャラクター前作よりも感情表現が増え、 特に“守りたい相手のために戦う男”としての側面が強調されています。 それでも戦い方は常に冷静、あくまで仕事を美しく終わらせることにこだわる、有能すぎる暗殺者です。
演技の見どころ海上プラットフォーム、ホテル、監獄など、 多彩なロケーションで繰り広げられるアクションが魅力。 ステイサムは、スーツのまま格闘し、工具やロープを使い、 段取りと即興を融合させた“プロの戦い方”を披露します。 世界を舞台にしたスケール感はシリーズ随一です。
エクスペンダブルズシリーズ💣🧨
『エクスペンダブルズ』シリーズは、シルベスター・スタローンを中心に、往年のアクションスターたちが集結した“お祭りアクション”。 ジェイソン・ステイサムは、ナイフの達人でありバーニーの右腕でもあるリー・クリスマスとして、全作に登場します。 ここでは、 『エクスペンダブルズ』、 『エクスペンダブルズ2』、 『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』、 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』 の4作品について、あらすじ・キャラ・演技の見どころを分かりやすく解説します。
バーニー・ロス率いる傭兵チーム“エクスペンダブルズ”は、海賊や独裁者が支配する危険地帯に送り込まれ、 普通の軍隊では手が出せない任務を請け負っています。 ある日、南米の島国の独裁政権を倒す極秘ミッションを受けた彼らは、 CIAの思惑や現地のレジスタンスも絡んだ、大きな戦いに巻き込まれていきます。
役名とキャラクターステイサム演じるリー・クリスマスは、元SAS(イギリス特殊部隊)のナイフ使い。 チームの中では、バーニーの“親友兼ナンバー2”の立ち位置で、 冷静で腕が立つ一方、プライベートでは恋人関係で悩む人間味のあるキャラクターです。
演技の見どころナイフを投げるシーンや近距離での格闘は、ステイサムらしいキレのあるアクションの連続。 また、浮気男に対して容赦なく制裁を加えるシーンでは、 スカッとする暴れっぷりとコミカルさがうまく共存しており、初登場から強烈な印象を残します。
CIAの依頼で墜落機から重要な物資を回収する任務に向かったエクスペンダブルズ。 しかし、そこで新米メンバーが残虐な敵に殺されてしまいます。 チームは、仲間の仇を取るための復讐戦として任務を続行することを決意します。
役名とキャラクターリー・クリスマスは、前作同様バーニーの右腕として戦いの最前線に立ちます。 若い仲間を失ったことで、彼もまた怒りと悲しみを抱えながら戦うことになります。
演技の見どころ開幕の救出作戦からラストバトルまで、ナイフと銃を自在に使い分けるアクションが満載。 ステイサムは、冗談を飛ばしながらも、仲間の死を前に静かに怒りをにじませる演技で、 単なる“陽気な傭兵”ではない深みを見せています。
チームの前に立ちはだかるのは、かつての仲間であり、いまは冷酷な武器商人となった男。 バーニーは仲間を巻き込みたくない一心でベテラン勢を外し、若いメンバーで新チームを結成します。 しかし、敵の強さは想像以上で、最終的にはベテランと若手が力を合わせて戦うことになります。
役名とキャラクタークリスマスは、バーニーに一度“外される”側のメンバー。 それでも彼を見捨てず、ピンチの時にはしっかり戻ってくる頼れる相棒です。 「置いていかれても、最後には隣にいる」存在感が強く出ています。
演技の見どころ若いメンバーとの対比で、ステイサムのベテランらしい余裕が際立つ作品です。 大人数での銃撃戦の中でも、ナイフを使った近接戦になると一気に“主役感”が増し、 動きの鋭さで画面をさらっていきます。
新たなメンバーも加わり、再び世界の危機に立ち向かうエクスペンダブルズ。 今度の敵は、核を絡めた巨大な陰謀を進めるテロ組織です。 ミッションの失敗と仲間の危機をきっかけに、 チームは再結集し、最後の総力戦へと向かいます。
役名とキャラクター今作では、リー・クリスマスが実質的な主人公ポジションに近い活躍を見せます。 バーニーとの信頼関係はそのままに、自分が前に出てチームを引っ張る場面が増え、 まさに“二代目リーダー候補”のような立ち位置で描かれます。
演技の見どころステイサムは、格闘・銃撃・ナイフアクションのすべてで前面に立ち、 シリーズの中でももっとも出番が多く、見せ場だらけの一本になっています。 年齢を重ねても衰えないキレと、少し増した渋さが同時に楽しめる、 ファンには外せない“集大成”的なクリスマス像です。
その他の作品(2010年以降)🎭🔫
2010年代以降のジェイソン・ステイサムは、アクションだけでなくサスペンス・ブラックユーモア・声の出演まで、多彩なジャンルに挑戦しています。 ここでは、 『ノミオとジュリエット』、 『ロシアン・ルーレット』、 『バトルフロント』、 『SAFE/セイフ』、 『ブリッツ』、 『キラー・エリート』、 『SPY/スパイ』 の7作品を紹介します。
シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を、庭のノーム(置物)たちが演じるというユニークなアニメ作品。 ラブコメディでありながら、家同士の対立をコミカルに描きます。
役名とキャラクターステイサムはタイボルトの声を担当。 威圧感のある役どころで、声だけでも“こいつ強そうだな”と伝わってくる存在感があります。
演技の見どころ声の演技ながら、低く通る声とキレのあるセリフが作品と相性抜群。 ステイサムの“声そのものの強さ”を味わえる珍しい作品です。
借金に苦しむ青年が、命がけの“ロシアン・ルーレット賭博”に巻き込まれていくサスペンス。 闇社会の恐ろしさと、生き残りゲームの緊迫感が特徴です。
役名とキャラクターステイサム演じるジャスパーは、参加者を管理する冷酷な男。 表情の変化が少ない分、その無慈悲さがより際立っています。
演技の見どころセリフの少なさを逆手に取り、目線と仕草だけで“拒絶不能な恐怖”を生み出す演技が光ります。
元麻薬潜入捜査官の男が、娘と静かに暮らそうと田舎町へ移住するが、 その町のドラッグ組織に目をつけられてしまうアクションドラマ。
役名とキャラクターフィル・ブローカーは、娘思いで温厚な父親。 しかし、娘が危険にさらされれば容赦なく戦う、ステイサム作品の中でも特に“親としての強さ”が光る役です。
演技の見どころ普段は穏やかで控えめ、しかし戦うと一気に表情が変わる二面性が魅力。 家族ドラマとアクションのバランスが良く、未見の人にも勧めやすい1本です。
暴力団・ロシアマフィア・汚職警官が追う“暗号を覚えた少女”を守るため、 元刑事の男がひとりで立ち向かうバトルアクション。
役名とキャラクタールーク・ライトは、心に深い傷を負いながらも、少女を救うために再び立ち上がる男。 無口だが誠実で、守ると決めた相手にはとことん強いのが特徴です。
演技の見どころステイサムらしい近接格闘のキレに加え、少女との交流で見せる“優しさ”が印象的。 アクションの迫力とヒューマン要素がうまく融合しています。
ロンドンで警官ばかりを狙う連続殺人犯“ブリッツ”が出現。 乱暴だが腕の立つ警官が、型破りな捜査で事件を追うクライムスリラー。
役名とキャラクターステイサム演じるトム・ブラントは、上司泣かせの問題児刑事。 しかし悪に対しては絶対に引かない芯の強さを持ちます。
演技の見どころ荒々しい性格を体で表現しながらも、事件の陰にある人間ドラマをしっかり支える演技。 ステイサムの“警官役”が好きな人には必見です。
引退した殺し屋が、仲間を救うために再び暗殺任務へ戻るクライムアクション。 被害者の家族の復讐など、倫理的な葛藤も描かれます。
役名とキャラクターダニー・ブライスは、“殺し屋だが義理堅い男”という典型的なステイサム像。 仲間のためなら命を張るタイプです。
演技の見どころ派手すぎないリアル志向のアクションと、寡黙な中ににじむ感情表現が魅力。 ステイサムの芝居の“渋い部分”を楽しめます。
一流スパイが次々と消される中、地味なCIAアナリストが現場へ投入されるスパイコメディ。 失敗だらけのミッションを、彼女とクセの強い同僚たちが切り抜けていきます。
役名とキャラクターステイサムはリック・フォードという“俺は最強だ”と思い込んでいる自信過剰スパイを熱演。 常に大げさで、自分の武勇伝を延々と語る面倒な男です。 演技の見どころ
ステイサムがここまで完全にギャグへ振り切るのは非常にレア。 真顔でボケ倒す姿は必見で、「ステイサムってこんなに面白いの!?」と驚くはず。 コメディの間の取り方がうまく、アクションとのギャップも最高です。
その他の作品(2009年以前)📼🔫
2000〜2009年のジェイソン・ステイサムは、主役級からカメオ出演まで、 とにかく幅広い作品に顔を出していました。 ここでは、アクションのイメージを固めていくうえで重要だった13本―― 『Turn It Up』、 『ゴースト・オブ・マーズ』、 『ザ・ワン』、 『ミーン・マシーン』、 『コラテラル』、 『セルラー』、 『リボルバー』、 『エクスタシー(London)』、 『カオス』、 『ピンクパンサー』、 『ローグ アサシン』、 『デス・リベンジ』、 『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』 を、やさしい言葉でざっくり整理していきます。
ラッパー志望の青年たちが、危険なドラッグディールや裏社会に巻き込まれながら、 夢と現実の間でもがく音楽ドラマ。 ステイサムはまだ脇役ポジションですが、存在感はしっかり残します。
役名とキャラクターミスター・Bは、裏で金やドラッグを動かす“街のブローカー”的な人物。 しゃべり方や立ち振る舞いから、「関わると面倒そう」な危険な匂いがします。
演技の見どころ出番は多くないものの、スーツ姿でゆっくり歩くだけで“悪い大人”と分かる、 早くも現在のステイサム像につながるアウトロー感が見られます。
火星の採掘コロニーで、住民たちが謎の“マーズ・ゴースト”に乗っ取られるホラーSF。 警察チームが、囚人たちと協力しながら生き残りをかけて戦います。
役名とキャラクターステイサムはジェリコ・バトラーという警官を演じます。 女好きで少し軽いところもあるが、戦いになると頼りになるタイプです。
演技の見どころまだ若いステイサムが、SFホラーの中で“タフな隊員”として暴れ回る姿が新鮮。 銃撃戦や近接戦の動きに、後のアクションスターの片鱗が見えます。
無数の平行世界を行き来し、自分自身の分身を殺して力を集める男に立ち向かうSFアクション。 主役はジェット・リーですが、ステイサムも重要な相棒ポジションです。
役名とキャラクターエバン・ファンチは、次元をまたいで犯人を追う捜査官。 シリアスで真面目なキャラで、世界観の説明役も担います。
演技の見どころSF設定の中でも、ステイサムは地に足のついた“現場のプロ”として立ち回ります。 説明セリフが多めですが、落ち着いた低音ボイスで世界観に説得力を与えています。
刑務所内で、看守チームと囚人チームがサッカー対決をするスポーツコメディ。 不良だらけの囚人たちが、サッカーを通じて団結していきます。
役名とキャラクターステイサムはモンクというゴールキーパー役。 危険な匂い漂う男ですが、サッカーになるとやたら本気を出す、ちょっとおかしなキャラです。
演技の見どころコメディ寄りの暴れっぷりと、意外な運動神経の良さが光る作品。 アクションだけでなく、“笑えるステイサム”の原型のような要素も見られます。
殺し屋(トム・クルーズ)を乗せたタクシー運転手が、 一夜のうちに次々と殺人現場へ連れ回されるサスペンス。 ステイサムはほんのわずかな時間だけ登場します。
役名とキャラクター役名は空港の男。 スーツ姿で静かに歩き、ケースを受け渡すだけの“謎の人物”として描かれます。
演技の見どころセリフはほぼ無いのに、歩き方と視線だけで「ただ者ではない感」を出してくるのがポイント。 カメオ出演なのに、ファンの間で語られ続けるのも納得の存在感です。
誘拐された女性から、偶然つながった携帯電話に助けを求める電話が入るサスペンス。 見知らぬ若者と警察が協力しながら事件の真相に迫ります。
役名とキャラクターステイサム演じるイーサン・グリアーは、事件のカギを握る刑事。 立場や思惑が絡む中で、誰を信じるべきか揺れ動くポジションです。
演技の見どころ派手なアクションは控えめですが、 刑事としての冷静さと、事情を知るにつれて変化する表情が見どころです。
カジノで名を馳せた男が、出所後に奇妙な二人組と組まされ、 マフィアとの危険な心理戦に巻き込まれていくクライムサスペンス。 ガイ・リッチー監督作品です。
役名とキャラクタージェイク・グリーンは、プライドが高く、計算高いギャンブラー。 物語が進むほど、何が本当で何が幻なのか分からなくなっていくポジションです。
演技の見どころここでは、怒鳴るよりも内面の混乱を目と声で表現する演技がメイン。 アクションよりも心理劇としてのステイサムが楽しめます。
元恋人の送別パーティーを前に、男が友人と共に酒とドラッグに溺れながら、 彼女への未練や自分の人生について語り合う会話劇寄りの作品。
役名とキャラクターステイサムの役はベイトマン。 皮肉屋で口が悪いものの、友人の心の奥にある弱さを見抜いている人物です。
演技の見どころ殴るよりも“しゃべるステイサム”を堪能できる一本。 会話主体の作品で、テンポ良くまくしたてるセリフが印象に残ります。
人質を取った銀行強盗事件を発端に、 警察内部の闇や、緻密に仕組まれたトリックが明らかになっていくサスペンス。 タイトル通り、“カオス理論”がキーワードです。
役名とキャラクタークエンティン・コナーズは、やり方が荒くて問題視されている刑事。 しかし、事件の裏側には彼自身の驚くべき過去と狙いが隠れています。
演技の見どころステイサムの「味方か敵か分からない」雰囲気づくりが上手く、 見終わった後にもう一度観返したくなるタイプの役どころです。
ドジな刑事クルーゾーが、宝石“ピンクパンサー”盗難事件を追うコメディ。 ステイサムは冒頭の試合シーンにだけ登場します。
役名とキャラクター役名はイブ・グリュアム。 サッカー界のスター選手という設定ですが、台詞はありません。
演技の見どころボールをさばくちょっとした動きや、観客の前での立ち姿など、 台詞がなくても「スターっぽさ」をきちんと見せてくるのがさすがです。
FBI捜査官と、家族を殺された過去を持つ伝説の暗殺者“ローグ”の因縁を描くアクション。 復讐と裏切りが入り組んだストーリーです。
役名とキャラクターステイサムはジョン・クロフォードというFBI捜査官。 正義感は強いが、復讐に囚われ、次第に危うい一面も見せていきます。
演技の見どころジェット・リーとの対峙シーンでの緊張感は、この作品ならでは。 感情と任務の間で揺れる刑事の複雑さを、表情とアクションでしっかり表現しています。
平和に暮らす農夫が、家族を殺され村を襲われたことで、 王国の戦いに身を投じることになるファンタジーアクション。 原題は『In the Name of the King』です。
役名とキャラクターステイサムの役名はそのままファーマー(農夫)。 元はただの庶民ですが、戦いを通してリーダー的な存在へ成長していきます。
演技の見どころ剣と盾を使った戦闘、森の中での追撃戦など、 いつもの現代アクションとは違う“ファンタジー系”のステイサムが見られる一本です。
前作『アドレナリン』の続編で、主人公シェブは今度、 電池式の人工心臓を体に入れられてしまいます。 電力が切れる前に元の心臓を取り戻そうと、街中で暴れ回る超ハイテンション映画です。
役名とキャラクターシェブ・チェリオスは、常識も遠慮も完全に吹き飛んだ“暴走系主人公”。 命がけの状況なのに、どこかゲームのように突き抜けています。
演技の見どころステイサムがここまで体を張るか、というくらいの全力アクションと悪ノリ。 走る・叫ぶ・飛び降りるのオンパレードで、カオスなエネルギーを全身で表現しています。
最新作「ワーキングマン」🛠️🔥
ジェイソン・ステイサム主演の最新作 『ワーキングマン』 は、日常の裏に潜む“もうひとつの顔”を持つ男を描くアクションドラマ。 社会の片隅で静かに働く男が、ある出来事をきっかけに元来の戦闘能力を解き放ち、 再び危険な世界へ戻っていくという、ステイサムらしい世界観です。 ここでは、公式情報をもとに分かりやすくストーリーとキャラクターを紹介します。
主人公のレヴォン・ケイドは、町工場で静かに働く“普通の労働者”。 しかしその正体は、かつて政府の極秘作戦に関わっていた元特殊工作員です。 平穏な暮らしを送りたいと願いながらも、 ある少女が犯罪組織に狙われたことをきっかけに、 レヴォンは隠していた本当の力を使わざるを得なくなります。 こうして彼は再び暴力と陰謀の渦に巻き込まれ、 “ただの労働者”ではない自分と向き合っていくことになります。
レヴォンは、無口で誠実、力仕事を淡々とこなす職人タイプ。 しかしその内側には、国家のために暗躍してきた過去と、 誰にも言えないトラウマを抱えています。 ステイサムらしい“寡黙な優しさ”と“危険な一面”が共存するキャラで、 観客に「この人は何者なのか?」という興味を抱かせる存在です。
キャラの魅力・普段は控えめだが、弱者を前にすると躊躇なく動く ・相手を倒すときも無駄がない“プロの動き” ・怒りがこみ上げても表情で抑え込む、内に秘めた熱さ といった、ステイサム特有の“静かな強さ”が全面に出ています。
レヴォンは普段は物腰が柔らかく、工場で黙々と作業をしています。 しかし、危険が迫った途端に戦闘モードへ切り替わり、 表情・歩き方・声の低さが一気に変わります。 この“変化の瞬間”が非常に分かりやすく、 映画初心者でもキャラの気持ちが追いやすい演技です。
② 手作業アクションのリアルさ工場で働く男らしく、周囲の工具や設備を活かしたアクションが予想されます。 ステイサムの手際よく素早い動作が活かされ、 これまでの作品とは少し違う“DIY戦闘”のような魅力が出るはずです。
③ 心の奥にある“諦めと優しさ”平穏を望むのに、戦うしか道がない男の葛藤を、 ステイサムはセリフの少ない演技で表現します。 特に少女を守るシーンでは、 父性と優しさがにじむ表情演技が光るでしょう。
その他の活動🏊♂️📸
ジェイソン・ステイサムは、スクリーンの中だけのアクションスターではありません。 元・イギリス代表の飛び込み選手として世界大会に出場し、 ファッションブランドのモデルとしてキャリアをスタートし、 さらに近年はプロデューサーとして作品作りにも深く関わっています。 ここでは、映画以外の活動や“裏側のステイサム”を、映画初心者にも分かりやすく紹介します。
俳優になる前、ステイサムは飛び込み競技の選手として活躍していました。
イギリスのナショナルチームに所属し、
・高飛び込み(10m)
・飛板飛び込み(3m・1m)
などの種目で国際大会に出場しています。
若い頃から鍛えられたバランス感覚と筋力が、
現在のアクションシーンの安定感につながっています。
高さや恐怖と向き合う競技を経験しているため、 ビルの上やヘリコプターからのスタントにも強いと言われます。 「高いところでもあまり顔色を変えない」のは、 まさに飛び込み選手時代の賜物と言えるでしょう。
飛び込み選手を引退した後、ステイサムはファッションモデルとして活動。 イギリスのカジュアルブランドのキャンペーンに起用され、 カタログや広告写真で注目を集めました。 いわゆる“完璧なイケメン”というより、 「普通っぽいけど男らしい」雰囲気が評価されたと言われています。
ガイ・リッチー監督との出会いこのモデル時代に、のちに『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などで組む 監督ガイ・リッチーと知り合い、 市場での商売経験やストリート感を買われて映画デビューへつながりました。 つまり、モデルの仕事がなければ、 今の映画スター・ステイサムは生まれていなかったかもしれません。
ステイサムは近年、主演だけでなく製作に名を連ねる作品も増えています。 アクションの方向性やキャラクターの立たせ方など、 自分の強みをよく理解したうえで企画段階から関わることが多く、 「ステイサムらしい1本」に仕上げる役割も担っています。
プロデューサーとしての強み ・観客が何を期待しているかをよく分かっている
・自分のアクションの見せ方を熟知している
・現場の感覚を知っているため、無理のある脚本を見抜ける
といったポイントがあり、
いわば「現場をよく知るスター型プロデューサー」と言えます。
ステイサムは、多くのアクションシーンを自ら演じることで有名です。 もちろん安全面に配慮しつつも、 できる限り自分で動くことで、カットを細かく割らずに撮影でき、 観客にも「本当に本人がやっている」と伝わりやすくなります。
身体作りとトレーニング飛び込み・武術・キックボクシングなどの経験を活かし、 日頃から体幹トレーニングや実戦的なワークアウトを継続。 50代を超えても動きが鈍らないのは、 長年の習慣として“戦える身体”をキープしているからです。
すでに別章で触れたように、ステイサムは 『ノミオとジュリエット』 で タイボルト役の声優を担当しています。 低く通る声と独特のリズムで、アニメ作品でも存在感を発揮しています。
ゲームでのボイス出演ほかにも、初期のミリタリー系ゲームでキャラクターボイスを務めるなど、 映画以外のメディアにも参加。 声だけでも「ステイサムらしさ」が分かるため、 ファンにとってはちょっとした“隠れお楽しみ”的な活動です。
インタビューでは、仕事やトレーニングの話をするときにとても真面目で、 冗談を言うときは一気に砕けた雰囲気になるギャップが特徴。 雑誌や記事では、「90〜2000年代のアクション映画の精神を今も体現する俳優」 と紹介されることも多く、クラシックな男らしさの象徴として語られます。
アクション映画への貢献大作シリーズからミドル規模のアクションまで数多く支え続けたことで、 いまの映画界でも貴重な“本物のアクションスター”として評価されています。 その意味で、ステイサムの活動は単なる出演にとどまらず、 アクション映画というジャンルそのものを支える存在になっています。
・ファッションモデル
・アクションスター
・プロデューサー/声優 と、実はいくつものキャリアを乗り換えてきた人物だと分かります。 映画の中だけでなく、その生き方自体が“アクション映画的”と言えるかもしれません。
今後の作品🚀🎬
ジェイソン・ステイサムは、2025年以降もアクション映画界で活躍し続けることが確認されており、 ここでは現時点で公式に発表されている新作4作品について、 『制作状況』『役どころ』『予想される見どころ』を整理して紹介します。
本作は監督が Ric Roman Waugh、主演・製作にステイサムが名を連ねるアクションスリラー。米国で2026年1月30日公開予定と公式発表されています。 撮影は英国・アイルランドで2025年3月頃に実施されたと報じられています。
役どころと物語の概要ステイサム演じる “メイソン” は、孤島にひっそり暮らす人物。 嵐の夜、海から漂着した少女を救ったことがきっかけで、隠していた過去が動き出し、 島での安穏が壊れていく物語とされています。
予想される見どころ・閉鎖された環境(孤島)を舞台にしたサバイバル&アクション ・普段は静かな男が“動く”瞬間の演技変化 ・孤独/過去との対峙というテーマがステイサム作品としてやや新鮮
本作は監督に Jean‑François Richet を迎え、ステイサムが主演・製作として関わるアクションスリラー。米国公開は2026年8月21日予定と報じられています。 撮影は英国・マルタなどで2024年秋に実施されたとされています。
役どころと物語の概要ステイサム演じる “コール・リード” は元特殊部隊出身/海事専門のプロ。 友人の富豪暗殺事件に巻き込まれ、無実を証明するため巨大な犯罪の渦中へ飛び込みます。
予想される見どころ・海上や船上というロケーションでの大規模アクション ・無実を証明するための“孤立する主人公”という状況設定 ・国際的陰謀/多拠点展開というスケールの広さ
『ビーキーパー』の続編として企画されており、ステイサムが主演・製作を兼務。公開日や細部は未発表です。
役どころと物語の概要主人公 “アダム・クレイ” が再び登場し、詐欺組織・巨大企業・政治家ネットワークにまで拡がる悪を相手に、蜂をモチーフにした“処罰”を下す姿が示唆されています。
予想される見どころ・スケールアップした続編ならではの“全方位アクション” ・前作のテーマ(弱者救済・正義)をさらに深化させる展開 ・ステイサム自身の製作参加により“らしさ”が濃くなる可能性
本作は監督・脚本に Guy Ritchie を迎え、ステイサムとの再タッグが発表されています。企画段階で売り込み中という報道があり、公開時期は確定していません。
役どころと物語の概要原作は〈レイヤーケーキ〉シリーズ続編小説で、ステイサムが演じる主人公はロンドンの裏世界において“暴力よりも策略”を用いるリーダーとされています。
予想される見どころ・ガイ・リッチーならではの“言葉・駆け引き・裏切り”要素強めの犯罪アクション ・ステイサムが殴るだけではなく“交渉・心理戦”を主体に動く可能性 ・豪華俳優陣と共演・世界的な犯罪ネットワークを巡るスケール

