『ブラックフォン2』ネタバレあり海外評価・感想・物語の核心を徹底解説

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本記事では、ホラー映画 『ブラックフォン 2(The Black Phone 2)』について、 ネタバレを含みつつ、英語圏のレビューやSNSでの意見をまとめながら、作品の魅力や課題をわかりやすく解説していきます。

本作は、前作『ブラックフォン』の“その後”を描く続編であり、 兄妹のトラウマ、黒電話の謎、雪山キャンプに隠された真実など、前作よりもスケールとテーマが広がった作品です。 恐怖演出だけでなく、家族のドラマや宗教的なモチーフも加わり、鑑賞後に「語りたくなる」ポイントが非常に多い映画と言えます。

この記事では映画初心者の方でも読みやすいように、 ざっくりした解説 → 海外評価 → 肯定&否定の口コミ → 盛り上がりポイント → 考察 の順番で、順を追って理解できるよう構成しました。

※本記事にはストーリーの核心に触れるネタバレが含まれます。 できれば前作『ブラックフォン』を観たうえで読み進めることをおすすめします。

『ブラックフォン 2』とは?📞❄️

『ブラックフォン 2』は、少年フィンニーと妹グウェンが連続殺人鬼“グラバー”の魔の手から生き延びた前作『ブラックフォン』のその後を描く続編ホラーです。舞台は前作から数年後の1980年代、雪に閉ざされた山あいのキャンプ場。「死んだはずの殺人鬼から鳴り続ける黒い電話」と、グウェンが見る不気味な夢をきっかけに、兄妹はふたたび過去の悪夢に向き合うことになります。

🎬ジャンル:超常ホラー/スリラー
📍舞台:1980年代・雪山のキャンプ場
👥主人公:フィンニー&グウェン兄妹
👻敵:死後も電話越しに迫るグラバー
前作の“その後”を描く正統続編 「黒い電話」が再び鳴り出す 夢と現実がつながる超常現象 雪に閉ざされたキャンプの密室ホラー
🧒👧前作からのつながりと、本作のスタート地点

前作でフィンニーは、誘拐した子どもたちを地下室に閉じ込めていた殺人鬼グラバーを倒し、生き残ったただ一人の被害者となりました。事件から数年がたち、彼は表向きは普通の10代の少年として暮らしていますが、心の中では当時の恐怖を消化しきれていません。一方の妹グウェンは、前作でも描かれた「未来や過去の出来事を見る不思議な夢」に悩まされ続けています。

『ブラックフォン 2』は、この兄妹の傷ついた日常から物語が始まります。グウェンの夢に、見覚えのないキャンプ場と、氷の下に沈む少年たちの姿、そして昔と同じ黒い電話が現れます。やがて彼女の夢と、現実世界で起きている「行方不明の少年たちの事件」がつながり、フィンニーとグウェンは真相を確かめるため、山奥のアルパイン・レイク・キャンプへ向かうことになるのです。

🏕️❄️物語の舞台:雪山のキャンプと“鳴り続ける黒電話”

舞台となるアルパイン・レイク・キャンプは、本来は教会が主催する若者向けのキャンプ場です。しかし冬のあいだはほとんど人がおらず、広い土地に最低限のスタッフしかいない、静かで少し寂しい場所になっています。フィンニーたちが訪れたときも、そこにいるのはキャンプを管理する大人たちと、彼ら兄妹、そして数人の若者だけ。そんな中で大きな吹雪が起こり、外界との行き来がほぼ不可能な状況に陥ってしまいます。

キャンプ場の片隅には、すでに回線が切られているはずの古い公衆電話がぽつんと立っています。本来は通じないはずのその電話に、「ジリリリ…」とおなじみのベル音が響き、受話器の向こうから聞こえてくるのは、死んだはずのグラバーの声。前作では地下室の黒電話が死者の声を伝えていましたが、今度はこの公衆電話が、雪に閉ざされたキャンプ全体を“呪いの空間”へと変えていきます。

雪山という開けたロケーションと、ほとんど逃げ場のないキャンプという閉じた空間が合わさることで、「外は真っ白で広いのに、どこにも逃げられない」という独特の閉塞感が生まれているのが本作のポイントです。

👻死後も続くグラバーの呪い

グラバーは前作のラストで確かに命を落としました。しかし『ブラックフォン 2』では、「本当に悪いものは、死んでも終わらない」というテーマのもと、彼は今度は幽霊のような存在として戻ってきます。電話越しの声だけでなく、グウェンの夢の中に姿を現し、彼女を追い詰め、傷つけようとします。夢の中で受けた攻撃が現実の体にも痕として残るため、夢=安全ではないのが、本作の恐ろしいところです。

前作が「生きている殺人鬼との戦い」だったのに対し、今作は「見えない相手との戦い」「心と信仰を揺さぶる恐怖」へと進化している、と言えます。

💒家族の秘密と“信じる力”の物語

物語が進むにつれて、グウェンの夢や黒電話の現象は、単なる“怖い出来事”ではなく、母親が抱えていた過去のトラウマや、家族の信仰心とも深く結びついていることが明らかになっていきます。グウェンの母もかつて同じような夢を見ており、キャンプ場とグラバー、そして家族の歴史には、まだ語られていなかったつながりが存在していたのです。

そのため本作は、血まみれのショックシーンだけでなく、「傷ついた家族がどうやって過去と向き合うのか」「自分の力を呪いではなく、誰かを救うためのものとして受け入れられるのか」という、感情面のドラマも大きな軸になっています。ホラーが苦手な人でも、この家族のドラマに感情移入しながら物語を追っていける構成になっています。

🧭この章のまとめ:どんな人に向いた作品?

『ブラックフォン 2』は、「ただビックリさせるだけのホラー」ではなく、「トラウマ」「家族」「信じる力」といったテーマを、黒い電話と雪山キャンプという舞台で見せる物語重視のホラーです。前作を観ている人はもちろん、「誘拐事件のその後」を描く続編ものが好きな方や、夢と現実が入り混じるタイプの不気味なホラーが好きな方にも相性が良い作品と言えるでしょう。

一方で、内容そのものが前作に強く結びついているため、シリーズ初見の場合は、まず第1作を観ておいた方が分かりやすいのも事実です。この章では作品の全体像と雰囲気をざっくり押さえました。次の章では、海外のレビューをもとにした全体的な評価の傾向を、初心者にも分かりやすい言葉で整理していきます。📞✨

全体的な評価まとめ ✨📞

『ブラックフォン 2』の海外レビューを総合すると、「演出・雰囲気は前作以上」「ストーリー運びは賛否あり」という位置づけがもっとも近い印象です。 ホラー映画としての“怖さ”はしっかりありつつ、物語がやや複雑になったことで、感動・没入を覚える人と、少し戸惑う人がはっきり分かれています。

🎭 雰囲気・世界観の評価は高め ❄️ 雪山キャンプの閉塞感が好評 📞 黒電話の演出進化が話題 ⏳ ストーリー構成には賛否 💬 説明の多さが気になる人も
🌟良かったと評価されるポイント

海外でとくに多く言及されているのが、「前作の雰囲気を継承しつつ、さらに映像的な怖さを増した」という点です。 雪山という広いロケーションにもかかわらず、吹雪や霧の演出によって、常に「閉じ込められているような感覚」を作り出しています。 これは、多くのホラーファンから高い評価を受けています。

さらに、前作では地下室の黒電話のみだったのに対し、今作ではキャンプ場の公衆電話が“死者の声の媒体”として進化しています。 静かな雪景色と、突然響くベル音のギャップが「背筋が凍る」と評されたり、夢の中での演出がより幻想的でホラーとして新しい表現だと受け取られています。

また、兄妹の心理描写や家族の秘密、宗教的モチーフなど、物語に深さをもたせている点も、「単なるホラーにしない丁寧さ」として好意的な声が多数見られます。

特に妹グウェンの精神的成長を描く部分は、「シリーズの心臓部」と評され、10代を中心に共感の声が上がっています。

⚠️気になる点として挙がったポイント

一方で、否定的なレビューの多くが指摘しているのは、「説明が多く、ストーリーがやや冗長」という点です。 ホラー映画では“見せて説明しない”手法が好まれますが、本作では物語の複雑さゆえに、登場人物の口から説明が繰り返される場面があり、テンポが落ちて感じる人が一定数います。

また、前作の“地下室の圧迫感”に比べ、本作はキャンプ場という開けた環境になるため、恐怖の質が変わったことで好みが分かれる傾向にあります。 そのため、前作にあった「シンプルかつ直接的な恐怖」を期待していた人には、やや違和感を覚えさせたようです。

「前作のほうがまとまりがよかった」「今回は設定が少し広がりすぎている」という声もあり、続編としての難しさが表れています。

📊総合してどんな印象の作品?

総合すると、『ブラックフォン 2』は「怖さ・雰囲気・演技が優れたホラーだが、構成の好みで評価が分かれる」タイプの作品です。 ホラーとしてのクオリティは高く、ビジュアル面や音響、ストーリーのテーマ設定はしっかり作り込まれています。

ただし、物語が“夢と現実”“過去と現在”“死者と生者”と複数の軸で進行するため、ホラーに慣れていない人にとっては「少し難しく感じる」場合もあるでしょう。 一方、ホラーマニアやオカルト系・スピリチュアル系の設定が好きな人からは、「こういう進化は歓迎」とするレビューも多く、好みが刺さる層には非常に好評です。

前作ファンにとっては、フィンニーとグウェンの“その後”が丁寧に描かれるため、シリーズとしての満足度は高めです。 特にグウェンの能力の描写が増え、物語の軸になることで、兄妹物語として深みが増しています。

🧭この章のまとめ

海外の評価を総括すると、映像・雰囲気・キャラ描写は高評価、ストーリー構成には賛否があるという形に落ち着きます。 ただし海外ホラーの評価としては、全体的には“良作寄り”で、続編として大きく外していないという印象が強いです。

次の章では、海外レビューから抽出した肯定的な口コミを、映画初心者にも分かりやすい形でまとめて紹介していきます。✨

肯定的な口コミ・評価 💬✨

『ブラックフォン 2』は、海外では「前作以上に雰囲気が濃くなった」「ホラー表現が進化した」として、多くの好意的なレビューが見られます。特に映像の美しさ、恐怖演出、グウェンのキャラクター描写が強く支持されています。 映画初心者でも分かりやすいように、肯定的な声をテーマ別に整理して紹介します。

❄️ 雪山の恐怖が美しい 📞 黒電話演出の進化 🎭 グウェンの成長が感動的 🎬 映像と音のクオリティが高い
🎬① 映像表現が前作よりも強化されている

多くの肯定的レビューがまず触れるのが、「映像と音響のクオリティが格段に上がっている」という点です。 雪の反射、霧に包まれるキャンプ場、夜の光の使い方は、ホラーというより“幻想ホラー”と表現する声もあるほど。 ただ怖いだけでなく、美しさと恐怖が混ざり合うような雰囲気が高く評価されています。

また、暗闇で突然鳴り響く黒電話の音や、風が吹き抜けるキャンプの音響など、細部の作り込みが「心臓に響く」と称賛され、ホラー映画の“体験としての怖さ”を押し上げていると言われています。

映画初心者でも「音が怖い」「雰囲気がすごい」と感じやすいタイプのホラーに仕上がっています。

📞② 黒電話の演出がよりドラマチックに

前作の象徴だった「黒い電話」は、死者の声を伝える装置として機能していました。 今作ではその役割がさらに広がり、電話が鳴るだけで恐怖が高まる“トリガー”としての存在感が増しています。

公衆電話が鳴った瞬間、観客が「また何か起こる」と直感的に理解するような、恐怖のリズムが形成されており、多くのレビューが「続編の醍醐味がしっかりある」と好意的です。

“電話のベル音が武器になるホラー”だと評価する声もあり、前作ファンから特に支持されたポイントです。

🧒👧③ グウェンのキャラクターと演技が高評価

多くの肯定意見の中でも特に目立つのが、妹グウェンを演じた女優の演技が「圧倒的に良い」という声です。 彼女は夢の中で危険を察知し兄を支える重要な役であり、感情的な場面でもホラー的な恐怖でも存在感を発揮しています。

前作では“予知夢を見る少女”という役割でしたが、今作では物語を動かす中心人物として成長し、ほぼ主人公級のポジションへ。 この変化を喜ぶファンも多く、「シリーズでいちばんの魅力はグウェンだ」と断言するレビューも存在します。

彼女の物語がしっかり描かれているため、“ホラー+成長ドラマ”としても楽しめるのが好評の理由です。

🏕️④ キャンプ場という舞台が恐怖にマッチしている

「雪に閉ざされたキャンプ場」というロケーションが、恐怖を最大限に引き出していると評価されています。 夜になると静寂に包まれ、人の気配のない広い敷地が逆に“不気味さ”を強調。 どこに逃げても吹雪で視界が悪い、足跡が雪で消える、音が遠くまで響くなど、自然が恐怖を演出している点が好評です。

この舞台設定のおかげで、夢のシーンと現実のシーンのつながりも自然で、視覚的な不安感が物語の緊張感につながっていると絶賛されています。

🎭⑤ 家族のドラマがしっかり描かれている

ホラー映画では珍しく、家族の傷や秘密、兄妹の関係を深く描いている点が「物語に重みを与えている」と高く評価されています。 とくに、過去のトラウマを乗り越えようとする兄(フィンニー)と、特殊な夢に悩まされる妹(グウェン)が、お互いを支え合いながら成長する姿は、多くの視聴者の心を掴んでいます。

「ホラー映画で泣くとは思わなかった」というレビューもあり、恐怖だけでなく“物語性”を求める観客に刺さっています。

📌この章のまとめ

肯定的な意見を総合すると、『ブラックフォン 2』は恐怖とドラマを両立した続編として高く評価されています。 ただの“脅かし”ではなく、映像美・音響・キャラクターの成長が組み合わさることで、ホラー初心者でも楽しみやすい作品に仕上がっています。

次の章では、反対に否定的な口コミを、分かりやすい表現で整理していきます。

否定的な口コミ・評価 😣⚠️

海外では高評価の声が多い一方で、『ブラックフォン 2』にははっきりとした不満点を挙げるレビューも少なくありません。 主に指摘されているのは、「説明が多すぎてテンポが悪い」「前作ほどストレートに怖くない」「設定のルールがあいまい」といったポイントです。 ここでは、映画をあまり見ない人でもイメージしやすいように、否定的な口コミをテーマごとに整理して解説します。

⏱️ テンポが重い 🗣️ 説明セリフが多い 😨 前作ほど怖くない? 🌀 設定が分かりづらい 📼 ノスタルジーに頼りすぎ
⏱️① 「説明しすぎ」でテンポが悪く感じる

もっとも多く挙がっている不満が、会話の説明が多く、展開が重く感じられるという点です。 ホラー映画では「観客に想像させる」「言葉ではなく映像で見せる」ことが恐怖につながりますが、本作では、
・人物同士が何度も同じ情報を確認し合う
・すでに観客が理解している出来事を、口頭で丁寧に説明し直す
といった場面が続くため、「ちょっとくどい」「もっとサクサク進んでほしい」という声が出ています。

特に中盤、夢と現実の関係やキャンプ場の過去について説明するパートでは、ホラーというよりミステリーの種明かしのようなトーンが強くなり、怖さが一時的に薄まってしまうと感じる観客も多いようです。

ただし、複雑な設定を分かりやすくするための説明でもあるため、「分かりやすさ」を取るか「テンポ」を取るかで評価が分かれている印象です。

😨② 前作ほどの“シンプルな怖さ”がない

前作『ブラックフォン』は、「地下室」「マスクの殺人鬼」「逃げ場のない恐怖」という、とても分かりやすい怖さがありました。 それに比べて続編では、舞台が雪山のキャンプ場に移り、超常現象や夢の世界が大きな比重を占めます。

そのため、否定的なレビューの中には、
・「生身の殺人鬼に追われる恐怖」が薄くなった
・グラバーが“幽霊”に近い存在になり、現実的な恐ろしさが弱くなった
・びっくりする怖さより、雰囲気重視になってしまった
といった声が見られます。

特に、前作の「地下室に閉じ込められている緊張感」が好きだった人ほど、今作の“ふわっとした怖さ”に物足りなさを感じている印象です。

🌀③ ルールがあいまいで、ご都合主義に見える

夢と現実、黒電話、死者の声、宗教的なモチーフなど、今作にはさまざまな要素が登場します。 そのぶん「何がどこまで可能なのか」「なぜその現象が起きるのか」というルールがはっきりせず、観客によっては「都合のいいときだけ能力が働いているように見える」と感じてしまいます。

たとえば、
・夢の中で受けた傷が現実に持ち越されるときと、そうでないときの違いが分かりづらい
・グラバーの“力”の範囲がどこまでなのかがはっきりしない
・黒電話が何をきっかけに鳴るのかが明確に説明されない
といった点は、否定的な口コミでよく触れられています。

「理屈より雰囲気で楽しむホラー」と割り切れば気にならない部分ですが、設定の整合性を重視するタイプの観客には不満として残りやすいポイントです。

👥④ キャラクターの使い方にムラがある

否定的な声の中には、「キャラクターの数が多いわりに、描き切れていない」といった意見もあります。 キャンプ場には複数の若者や大人が登場しますが、
・掘り下げられないまま退場してしまうキャラがいる
・重要そうに見せた人物が、実は物語上あまり意味を持たない
など、観客に期待だけさせて回収しきれていないと感じる人もいるようです。

また、前作で強烈な存在感を放っていたグラバー本人が、今作では「生きた人間の脅威」というより“象徴的な悪”として扱われる比重が増えたため、 「もっと彼の出番や直接的な怖さを見たかった」という不満も見られます。

📼⑤ 80年代ノスタルジーに頼りすぎという意見

80年代が舞台のホラー作品は近年とても人気ですが、その流れの中で、『ブラックフォン 2』もレトロな音楽や小物、雰囲気作りに力を入れています。 これ自体は魅力的な要素ですが、一部の観客からは、
・「雰囲気はいいけれど、それだけに感じる」
・「80年代要素を足せばホラーとして成立する、という安易さが見える」
といった辛口のコメントも出ています。

特に、近年の80年代ホラー風ブームを多く観てきた層にとっては、「また同じ路線か」と感じられてしまった部分もあるようです。

🧭この章のまとめ:どんな人がマイナスに感じやすい?

否定的な口コミを整理すると、以下のようなタイプの人がマイナス評価をしやすいと言えます。

・前作のシンプルで濃密な恐怖が好きだった人
・ホラー映画にテンポの良さを求める人
・設定やルールがきっちり説明されてほしい
・80年代風ホラーに新しさを期待している人

逆に言えば、雰囲気重視で少しゆっくりしたホラーが好きな人夢や宗教、家族ドラマなどを含んだ“混ざりものホラー”が好みの人にとっては、これらのポイントはそれほど気にならないかもしれません。

次の章では、この否定的な声も踏まえながら、ネットで特に盛り上がったポイントを、具体的なシーンやモチーフと一緒に見ていきます。📞❄️

ネットで盛り上がったポイント 🔥📞

『ブラックフォン 2』は、映画そのものへの評価と同じくらい、ネット上で盛り上がりポイントが多かった作品です。 特に「映像演出」「黒電話の扱い」「キャラクター成長」など、SNSで語られやすい要素が詰まっており、海外ホラーファンの間で議論が活発に行われました。

📞 黒電話が進化した ❄️ 雪山ホラーの雰囲気 👧 グウェンの人気急上昇 🌀 夢と現実のループ構造 🎭 兄妹ドラマが泣ける
📞① 黒電話が“ただの電話”ではなくなった

ネットで最も盛り上がったのは、「黒電話の扱いが前作より大胆になっている」という点です。 前作では地下室に固定されていましたが、今作ではキャンプ場の公衆電話が霊的な力を持ち、物語の中心装置になるという変化に多くのファンが反応しました。

特にSNSで話題になったのは、
・真っ白な雪景色の中で突然鳴るベル音
・電話線が切れていても鳴り続ける不気味さ
・死者からの声が“より生々しく聞こえる”音響演出
といった、視覚と聴覚が同時に襲ってくるような演出です。

「音が怖すぎて耐えられない」「黒電話の恐怖が進化してる」との声が多数あり、ホラーアイコンとしての存在感が増したことが盛り上がりの中心になっています。

❄️② 雪山ホラーの雰囲気が強烈

今作の舞台である“雪に閉ざされたキャンプ場”は、ネット上で大きな話題になりました。 雪による視界の悪さ、足跡が消える不気味さ、吹雪で音が吸い込まれるような静けさなど、自然そのものが恐怖を作り出す演出が多くのユーザーを惹きつけました。

「ホラーゲームみたい」「雪ステージの恐怖は反則級」というコメントも多く、映画というより“没入型ホラー体験”として盛り上がった面もあります。

👧③ グウェンのキャラクター人気が爆発

ネットで最も愛されたキャラクターは、圧倒的にグウェンでした。 彼女の“夢を見る力”が物語を動かす軸になっており、前作よりもさらに感情的な深みが増しています。

特にSNSでは、
・「グウェンが主人公でいい」
・「泣かせにくるホラーは強い」
・「夢のシーンが美しくて切ない」
など、もはやホラーを超えた「キャラクター映画」として語られることも。

ファンアートが大量に投稿されるほどの人気で、続編が出る場合も「グウェン中心の物語を望む」という声が非常に多く見られました。

🌀④ 夢と現実がループする構造が話題に

今作では、夢の中で起きたことが現実にも影響したり、夢で見たキャンプの過去が事件の謎を解くキーになっていたりします。 この“夢→現実→夢→現実”の反転構造が、ネット上で「考察向きのホラーだ」と盛り上がった大きな理由です。

「夢のほうが現実より怖い」「現実の方が夢みたいに感じる」など、世界が混ざるような仕掛けは動画配信者のレビューでも頻繁に取り上げられ、拡散されました。

🎭⑤ 兄妹ドラマが“ホラーなのに泣ける”と話題

フィンニーとグウェンが互いに支え合う兄妹の関係は、多くのユーザーから「胸が熱くなる」と好評でした。 特に、
・フィンニーのトラウマに寄り添うグウェン
・グウェンを守ろうとする兄の姿
・2人が“黒電話の呪い”に立ち向かう瞬間
は、ホラー映画とは思えないほどドラマチックで、SNSでは「泣いた」という投稿も多かったポイントです。

兄妹ドラマが盛り上がったことで、「ホラーを超えた作品性がある」という評価が広がり、作品の話題性をさらに押し上げました。

🔍この章のまとめ

ネットでの盛り上がりポイントを総合すると、『ブラックフォン 2』は恐怖だけでなく、“語りたくなる要素”がとても多いホラー映画だと言えます。 特に黒電話の扱い、雪山ホラーの雰囲気、グウェンの人気、夢と現実の構造など、SNSで拡散されやすいポイントが多く、ファンの間での議論が絶えませんでした。

次の章では、この盛り上がりポイントを踏まえながら、視聴後に「なぜ?」が残るシーンについて、詳しく解説していきます。👀📞

疑問に残るシーン・分かりにくい要素 🤔📞

『ブラックフォン 2』は評価が高い一方で、視聴後に「あのシーンはどういう意味?」「なぜこうなる?」と感じやすい部分が多い作品です。 とくに、“夢と現実が混ざる構造”や、“黒電話の力の仕組み”、グラバーの“死後の存在”などは、海外でも議論が多く、SNSやレビューで頻繁に取り上げられました。

😴 夢のルール 📞 黒電話の仕組み 👻 グラバーの存在理由 🕯️ 宗教的シーンの意味 🧒 子どもたちの霊の役割
😴① 夢の中の出来事が“現実に影響する“理由が曖昧

今作でもっとも議論を呼んだのは、グウェンの夢が現実に影響する描写です。 夢で負った傷が現実の体に残るシーン、夢の中で聞いた声が現実の手がかりになる展開など、夢が“ただの夢”ではなく、別の世界そのものとして扱われています。

この設定はスタイリッシュで面白い反面、
・なぜ傷が現実に出るのか?
・過去の夢と現在の事件がどうつながっているのか?
・夢の世界は誰が作っているのか?
といった根本的な説明が明確ではなく、視聴者の解釈に委ねられています。

海外でも「ルールが分かりにくい」「でも解釈するのが楽しい」という意見が両立していました。

📞② 黒電話はどうやって“死者の声”を伝えているのか?

前作から続く黒電話の設定ですが、今作ではさらに範囲が広がっています。 地下室の電話だけでなく、キャンプ場の公衆電話も同じように“死者の声を伝える装置”として働きます。

しかし、
・なぜこの公衆電話が黒電話の力を持つのか?
・電話線が切れていても鳴る理由は?
・死者の声がどこから届いているのか?
といった説明は、物語上ほとんど語られません。

「電話=未練や呪いの象徴」という象徴表現として理解するか、「霊的な力として“そういうもの”」と割り切るかで解釈が変わります。

👻③ グラバーは死んだのになぜ“力”を持っている?

前作ラストでグラバーは明確に死亡していますが、続編では強い存在感を発揮します。 夢に現れたり電話越しに語りかけたり、子どもたちを攻撃しようとする描写もあります。

しかし、視聴者の多くが疑問を持つのは、
・グラバーは“幽霊”なのか、それ以上の存在なのか?
・なぜ彼だけ死後も子どもを攻撃できるのか?
・黒電話と彼の存在はどう結びついているのか?
といった点です。

一部の考察では、彼自身が電話の“呪いの核”になっていると解釈されることもありますが、映画はあえて説明を避けています。

🕯️④ 宗教的なモチーフの意味が分かりにくい

キャンプ場は教会が運営している設定で、聖書・祈り・十字架といった宗教的なシンボルが随所に登場します。 しかし、それらが物語にどう関係するのかは明確ではありません。

「祈りの力が黒電話の呪いを弱めている?」 「グラバーは宗教的な象徴と関係している?」 など、観客によって解釈が分かれるポイントが多く、海外レビューでも議論されていました。

宗教モチーフが“雰囲気作り”として機能しているだけなのか、物語の核心に関わるのかは曖昧なままです。

🧒⑤ 子どもたちの霊の目的がはっきりしない

前作でも子どもたちの霊がフィンニーを助けていましたが、今作ではさらに複雑になっています。 グウェンの夢に登場したり、電話で助けようとしたり、襲ってきたりと、霊の“立場”が場面によって異なります。

観客が疑問に思うのは、
・霊は味方なのか、ただの映像的演出なのか?
・なぜ一部の霊は敵のように振る舞うのか?
・グラバーの影響下にある霊とそうでない霊の違いは?
という点です。

この“あいまいさ”こそホラーの魅力ですが、説明を求める観客にとっては「よく分からない」と感じるポイントにもなりました。

🧭この章のまとめ

『ブラックフォン 2』は、ホラーの雰囲気や演出を優先した結果、あえて説明をしない部分が多い作品です。 そのため、「謎が残る」「解釈が必要」という感想が生まれやすく、視聴後に語りたくなるタイプのホラーと言えます。

次の章では、こうした謎や評価を踏まえつつ、物語全体の考察と最終的なまとめを分かりやすく解説していきます。📞❄️

考察とまとめ 🎧📞

ここまで見てきたように、『ブラックフォン 2』はストレートな恐怖家族ドラマ、そして夢・信仰・トラウマといった重いテーマが混ざり合った、かなり欲張りなホラー映画です。 前作の成功をなぞるだけでなく、「黒電話」というモチーフを使って“過去に縛られたままの人たち”がどう生き直すのかを描こうとしている点が、本作の大きな特徴だと考えられます。

📞 黒電話=過去とトラウマの象徴 🧒👧 兄妹の再生の物語 ❄️ 雪山キャンプ=心の「行き場のなさ」 👻 グラバー=終わらない恐怖
📞黒電話が象徴するもの:消えない“声”と罪悪感

黒電話は、前作では「殺された子どもたちの声」をフィンニーにつなぐ装置でした。 今作ではそれに加え、グラバーの怨念・犠牲者たちの未練・フィンニー自身の罪悪感まで背負い込んだ存在として描かれています。

フィンニーにとって、黒電話はすでに終わったはずの事件を何度も思い出させる“トラウマの呼び出し音”です。 グウェンにとっては、自分の見た夢と現実を結びつけてしまう“答え合わせのベル”でもあります。 電話が鳴るたびに、兄妹は「過去から完全には逃げ切れていない」ことを突きつけられます。

つまり黒電話は、単なるホラー小道具ではなく、「忘れたいのに忘れられない記憶」「終わったはずの恐怖が何度も蘇る感覚」の象徴として機能していると言えるでしょう。

🧒👧兄妹の物語として見る『ブラックフォン 2』

物語の中心にいるのは、やはりフィンニーとグウェンです。 フィンニーは「生き残ってしまった側」の罪悪感に苦しみ、グウェンは「見たくもない未来や過去を夢で見てしまう」という負担を背負っています。

ふたりは決して「強いヒーロー」ではありませんが、雪山キャンプの出来事を通して、 ・自分たちの傷を認める ・互いの弱さを支え合う ・過去と向き合う覚悟を持つ という成長を見せます。ホラーとしての怖さだけでなく、この“再生のプロセス”こそ、続編として描きたかった軸だと考えられます。

❄️雪山キャンプという“心の中”のような舞台

雪に閉ざされたキャンプ場は、単なるロケーション以上の意味を持っているように見えます。 外の世界から切り離され、足跡はすぐに消え、何がどこから来るのかもわからない――それはまるで、心の中の閉じた空間のようです。

この舞台設定によって、映画全体が「兄妹が自分自身の心の奥へ潜っていく物語」としても読めるようになっています。 グラバーや子どもたちの霊は、彼らの恐怖や罪悪感が具現化した存在だと捉えると、物語のつながりがよりスムーズに感じられるはずです。

👻グラバーの“死後の存在”についての考察

「なぜグラバーは死んでも力を持ち続けるのか?」という疑問は、多くの視聴者が抱くポイントです。 物語を象徴的に読むなら、グラバーは「一度人を傷つけた暴力やトラウマが、加害者がいなくなっても残り続けること」のメタファーとも言えます。

フィンニーの中には、 ・「自分だけが生き残ってしまった」という後ろめたさ ・「事件はもう終わったはずなのに、心は終わっていない」というズレ があり、その“隙間”に入り込むかのように、黒電話は何度も鳴り続けます。 グラバーは、そうした心の傷が生み出す「終わらない恐怖」の形として、物語の中に居座り続けているとも言えるでしょう。

🎭ホラーとしての評価と、ドラマとしての評価

本作が賛否を呼んだのは、「ホラー映画としての期待」と「ドラマとしての方向性」に少しズレがあったからでもあります。 前作のようなシンプルな恐怖を期待した人には、「説明が多い」「怖さが散漫」と映りやすく、 一方で、兄妹の物語や宗教的テーマを重視して見た人には、「よくここまで踏み込んだ」と好意的に受け止められています。

つまり『ブラックフォン 2』は、「どの角度から見るか」で評価が大きく変わる作品だと言えます。 ピュアなホラーとしてよりも、「ホラーの皮をかぶった家族ドラマ」として観ると、印象がかなり柔らかくなるはずです。

🧭これから観る人へのガイドと、シリーズ全体の位置づけ

これから『ブラックフォン 2』を観ようとしている人に向けて、ポイントを整理すると次のようになります。

  • まずは前作を観ておくことで、兄妹の背景や黒電話の意味がぐっと分かりやすくなる。
  • 「理屈の通ったホラー」ではなく、雰囲気と感情で味わうホラーとして観ると楽しみやすい。
  • 怖さだけでなく、トラウマや家族の再生を描くドラマとして注目すると見どころが増える。
  • モヤっとした疑問は、「心のメタファー」として象徴的に解釈すると腑に落ちやすい。

シリーズ全体で見れば、1作目が「現実の恐怖」に焦点を当てた作品だとすれば、2作目は「心に残る恐怖」を扱った続編と言えるでしょう。 どちらも「黒電話」という同じモチーフを使いながら、焦点をずらしているのが面白いところです。

この記事全体のまとめ

『ブラックフォン 2』は、 ・前作ファンに向けた物語の“後日談” ・黒電話というホラーアイコンの拡張 ・兄妹がトラウマと向き合う成長ドラマ を同時に描こうとした、挑戦的な続編です。

恐怖演出や雰囲気作りは一級品でありながら、説明過多やルールの曖昧さといった弱点も抱えているため、評価が割れるのは自然なことかもしれません。 ですが、「ホラー=怖さだけ」というイメージを少し越えて、観たあとに感情やテーマを語り合いたくなる作品であることは間違いないでしょう。